ブログ運営をはじめて7年が経ちました。
最初はほとんど誰にも読まれなかったものの根気よく更新を続けた結果、月間PV数は45万前後、収益も本業を上回る規模に成長。
「雑誌の取材」を受けたり、「バリューコマースメディアアワード2021年上期 総合3位受賞」をいただけたのもいい思い出です。
タカヒロ
ブログ運営が人生にもたらしてくれた恩恵はとても大きかったですし、続けてきてよかった!
「サイトを大きくするために取り組んできてよかったことは何だろ?」と振り返ると、書籍で学んだことを愚直に試してきたことが真っ先に頭に浮かびます。
書籍は先人たちの学びを効率よく知識として蓄えることができるコスパ最強のツールです。
そこで本記事ではブログ運営を行う上で何度も読み返している珠玉のおすすめ本を紹介していきたいと思います!
「そういうことだったのか…!」そんな言葉が溢れる名著ばかりなので、これからブログ運営にチャレンジしようと思っている方はぜひチェックしてみてください。
タップできる目次
20歳の自分に受けさせたい文章講義
ブログをはじめてまず一番はじめにつまずくポイントって「自分の書く文章ってわかりやすいかな?」というところではないでしょうか。
書くという行為は誰もが通ってきていることのはずなのに、不特定多数の人に情報発信しようとすると、「自分の文章は綺麗に書けているのだろうか…。」そんなふうに悩む方も多いと思います。
そんな方におすすめしたいのが「20歳の自分に受けさせたい文章講義」です。
わかりやすい文章を書くコツをまとめた本はいくつか読んできましたが、これがダントツでおすすめ。
わかりやす文章を書くためのルール・コツが網羅的にまとめられているし、内容がとても自然に頭の中に入ってくるからです。
この本に書かれていること意識して文章を書けば、ぐっと綺麗でわかりやすい文章に近づくことができるようになると思います。
読みたいことを書けばいい
記事を書きはじめて間もない頃、下記のようなことを疑問に感じてしまい執筆が止まってしまうときがよくありました。
- このアイテムどんな切り口で何を伝えればいいんだろう…?
- 記事を書く中で何を伝えたいのかよくわからなくなってきた…
そんなときに出会ったのが「読みたいことを、書けばいい。」という書籍。
この本を読むと情報をどのように編集したら、表現したら、他者にとって価値ある文章になるのかを学ぶことができます。
今でも文章がうまくかけないスランプに陥ったときに、フォームを取り戻すために読み返していますし、その度に新しい気付きが出てくる奥深い一冊です。
沈黙のwebライティング
ブログのPV数を伸ばす上で欠かせない要素であるSEO。これが理解できていないといくら記事を投稿しても成果を上げるのは難しいです。
でもブログ始めたてのころの僕にはSEOを理解するのが難しく、何をどうするべきか掴むことができませんでした。
そんなときに出会ったのが「沈黙のWebライティング」という書籍。
この本はSEOを意識した文章の書き方(webライティング)、記事の構成などをストーリー仕立てで学ぶことができる一冊です。
わりと癖のある絵ですが、内容も面白いのでくすっと笑いながら効率よくwebライティングの全体像を把握することができます。
内容が気に入った方は続編にあたる「沈黙のWebマーケティング」 もセットで読むと、ブログ運営に対する考え方が深まります。
成約率が上がる 儲かる検索キーワードの見つけ方講座
ブログ記事作成は検索キーワードの選定を行うところから始まります。ここが疎かになっていたり、失敗しているとPV数を増やしたり、収益を生むのは大変。
肝心な要素だからこそしっかり学んでおきたい知識です。
キーワード選びにまつわる知識を網羅的に学べたなーと思うイチオシ書籍をあげるなら、「成約率が上がる 儲かる検索キーワードの見つけ方講座」が真っ先に頭に浮かびます。
この本は下記のような情報が網羅されており、「語感」を磨いてくれる一冊。
- 収益を生みやすいキーワードの見つけ方
- アクセスアップにつながるキーワードの見つけ方
出版されたのが2015年となっており、書籍の中で触れられている無料ツールは残念ながら使えなくなってしまっているものもあります。
それでもこの書籍の中で語られていることは今もこの先も使える検索キーワードの本質なので、役立つこと間違いなしだと思います。
インターネット技術の絵本
初めてブログ運営を始めようとするとweb関連の知識で色んな部分で疑問が湧くんじゃないかと思います。
WordPressを契約してブログを解説したときに今やっている作業が何なのかよくわからなかったし、サーバーサイド言語とクライアントサイド言語って何それ?って感じでした。
とにかくwebの世界は奥が深くて、体系的に理解できるようになるまでに時間がかかります。
こんなややこしいインターネットの仕組みをわかりやすく解説してくれているのが「インターネット技術の絵本」という書籍。
初心者の方にもわかりやすいように豊富なイラストでwebの世界を解説してくれているので、知識がすっきり整理されると思います。
「今やっている作業の意味がわからない」や「コンテンツの表現の幅を広げたい」と思っている方におすすめの書籍です。
人を操る禁断の文章術
きれいな文章、わかりやすい文章が書けるだけでは紹介した商品を購入してもらったり、人を動かしたりするのは難しいです。
そこで学んでおくといいのがセールスライティングという分野になってくるのですが、入門書としておすすめなのが「人を操る禁断の文章術」という書籍。
平凡な文章と人を動かす文章を並べながら、なぜこのように書くと効果的なのかロジックの部分がが丁寧に解説されている良書です。
「確かにこんなふうに書かれたら、買ってみたくなってしまうかも…!」そんなふうに思わせれくれるテクニックが豊富にまとめられています。
また、書籍冒頭に書かれている「文章とは行動させるために書くものだ。」という一文は、文章を書く上で大事にしている金言の一つです。
ザ・マイクロコピー
ブログで収益を上げるには読者の方に紹介した商品を買ってもらったり、申し込んでもらったりといったアクションを起こしてもらう必要があります。
ガジェットブログの場合だとECサイトのリンクがそれにあたる場合が多いです。
タイトルにもあるマイクロコピーは、ユーザーにアクションしてほしいリンクやフォーム周りにさりげなく散りばめられる文言のことを指します。
これをうまく活用できると、ユーザーの背中をそっと押して自然にとってほしいアクションを促すことができるようになります。
これまで紹介してきた本に比べると、テクニックに寄った内容ではあるため、優先度は若干落ちます。
しかし、ブログ中級者以上の方は本書を読むことで少ない労力で収益アップを望めるようになると思うので、是非チェックしてみてください!
文芸オタクの私が教える バズる文章教室
ブロガーになって改めていろんな方の記事を読むとすごく個性的でつい引き寄せられてしまう文章に出会うことがたまにあります。
「有益な情報をまとめるだけでなく、どうやったら僕もこのように個性的で面白い文章が書けるようになるんだろう?」
そんな疑問を感じていたときに出会ったのが「文芸オタクの私が教える バズる文章教室」です。
この本は様々な書き手の文章がなぜ面白いのかをとても論理的に説いてくれている一冊。
読み進めていくと「なるほどー!こんな工夫や仕掛けがあるから飽きずに読めるんだ!」と、何度も感心してしまいました。
文章って本当に奥深いです。
単純にSEO順位を上げるための記事ではなく、しっかり読み手に読みごたえのある文章を届けたい!という方におすすめの一冊です。
すぐに役立つ! 配色アレンジBOOK
ブログを運営していると「配色」に悩む機会が結構あるんじゃないかと思います。
wordpressテーマのカスタマイズやコンテンツ内の図解制作などなど。
事あるごとに適当に配色しているとどんどん統一感が失われていきかねないので配色に関する本は一冊持っておくといいです。
僕が愛読しているのは「すぐに役立つ! 配色アレンジBOOK」という本。
ちょっと古い書籍ですが、豊富な配色のサンプルが載っているので、色について悩んだときに何度も助けられてきました。
ブログ始めたてでこれからサイト内の配色を決めていきたいという方に特におすすめです。
Photoliの写真帖
読まれる記事を作るためには文章と同じくらい写真のクオリティも重要です。
すごく文章が優れていても写真がイマイチだと記事の魅力も半減してしまうからです。
魅力的な写真を撮る方法を学ぶ上で参考にした書籍はいくつもありますが、その中でもイチオシなのが「Photoliの写真帖」です。
この書籍には惹きつけられる写真を撮るためのテクニックや思考が数多く解説されています。
パラパラと本をめくりながらいいなと思った写真を参考に物撮りなどをおこなっていけば、確実にクオリティの高い写真を撮ることができるようになっていくはずです。
エモくて魅力的な写真をブログに掲載して、記事の魅力度をアップさせましょう!
SNS時代のフォトグラファーガイドブック
今やブログは複数のSNSとセットで運営するのがスタンダード。
SNSをうまく活用していけば、ブログに来てくれるひとを効果的に増やしていくことが可能です。
そして、SNSアカウントを育てていくためには多くの人の注目をあつめたりバズを狙うような戦略が必要。
SNS関連の本をいくつか読んだ中で今でも読み返しているのが「SNS時代のフォトグラファーガイドブック」です。
数万人のフォロワーを抱える人気フォトグラファー々がどのような戦略を持ってSNSに写真を投稿しているかを、具体事例を豊富に交えて豊富に語られている一冊。
風景写真関連の事例が多いので、「ちょっと参考にしづらいかも…。」と感じる方も多いかもしれません。
でもバズを生む思考は他のジャンルの情報にも幅広く使えると思うので、SNSアカウントを本気で伸ばしたいという方はぜひ方はチェックしてみてください!
Google AdSense マネタイズの教科書
しっかりアクセスのあるwebサイトを作るためには下記のような項目をしっかり固めておくのが何より重要。
これが曖昧なままサイトを運用し始めるとあとあと面倒になるからです。
- 明瞭なサイトコンセプト
- 美しいサイト構造
上記のような要素を網羅的に勉強するのにおすすめなのが「Google AdSense マネタイズの教科書です。
書籍名にAdsenseとありますが書かれている内容は全てのwebサイト運営者がチェックすべき内容ばかり。
「記事単体のクオリティではなく、webサイトの構造で戦う」、「webサイトの複数の型を組み合わせて独自性の高いサイト作る」といった金言が特に残っています。
webサイト運営初心者から中級者まで必読すべき一冊です。
情報サイトでオーソリティを目指そう!
ブログを数年に渡って運営すると、新しい記事と過去記事のメンテナンスをバランス良く行っていく必要があります。
ブログ全体の情報の鮮度を保つのは公開記事数が増えるほど大変になっていきまます。
さらにガジェットブログは情報の鮮度が落ちていくスピードが早いので「このままの運営方針で大丈夫なんだろうか…?」と不安になったタイミングがありました。
そんなときに出会ったのが「情報サイトでオーソリティーを目指そう!10年先も生き残る安定志向のサイト構築論」という書籍。
この書籍、メンテナンスコストをかけず長期間に渡ってPVを集めるサイトを作るにはどうしたらいいか?を学べる一冊で、上記で上げたような不安を解消するのに大変役立ちました。
ブログ運営を数年行い、運営方針を見直したい中級者の方や、これからどんなサイトを立ち上げようか悩んでいる方におすすめしたい書籍です。
Kindleでの取り扱いしかないのは要注意!
マクサン式Webライティング実践スキル大全
ここまでで紹介した書籍は下記のような項目を一つずつ専門的にインプットするのに役立ちます。
- わかりやすい文章の書き方
- SEOに効果的なwebライティング
- サイト構成・カテゴリー設計
- キーワード設定
- SNSの活用方法
でも正直言って何冊も本を買って専門知識を蓄えていくのは時間がかかりますし、もっと効率よくブログ運営に必要なスキルを伸ばしていきたいと考える方も多いはず。
そんな方におすすめなのが、マクサン式Webライティング実践スキル大全です。
こちら人気ブロガーのマクリンさんとサンツォさんが書かれたブログ運営ノウハウが凝縮された一冊。
ブログサイトを立ち上げから収益化するまでにやるべきことが体系的にまとまっているので初心者の方はこれを読めばやるべきことがかなりクリアになると思います。
2022年4月に発売された書籍なのですが、「6年前の僕が読んでいたらもっと苦労せずにサイトを成長させられただろうな‥。」と思える内容です。
中級者以上向けのテクニカルな内容も豊富に収められており、僕も書かれていたことをたくさんサイトに活用しています。
ブログ運営をされている方はぜひ一度手にとって見るのをおすすめします。
ブログ運営に役立つおすすめ本(書籍)まとめ
6年間ブログ運営を続ける中で出会った書籍の中から、何度も読み返したいと思えるおすすめの本を厳選して紹介しました。
40万PVを超えるサイト規模にブログを育てることができたり、本業を超える収益を手に入れる事ができるようになったのは今回紹介した本たちの影響が非常に大きいです。
ブログ運営に悩んでいる方はぜひ、今回紹介した本の中から気になったものを手に取ってみてください!
参考 マーケティングを独学するうえで役に立った書籍、記事をまとめてみたDAINOTE