パソコンを扱う人に必須のガジェットであるキーボード。皆さんはどのようなアイテムを使っているでしょうか。
私はあまりキーボードにこだわりがなく、3,000円くらいで購入したロジクールのキーボードをずっと使っていました。
しかし最近、職場の同僚に高級キーボード「HHKB Professional HYBRID Type-S」を触らしてもらう機会があり、タイピングの心地よさやプロダクトデザインにほれ込んでしまったんです。
値段を聞いてみると3万弱という返答にびっくりしましたが、「安いボールペンではなく、こだわりの万年筆で文字を書きたい感覚と一緒だよ」という言葉に妙に納得し、購入を決意しました。
実際に購入して数日が経ちますがやっぱりタイピングが快適になってとても気に入っています。
そこで今回は高級キーボードに興味があるけど、何がそんなにいいの?なんて思っている方に向けて「HHKB Professional HYBRID Type-S」の魅力を語りたいと思います!
- Bluetooth接続で最大4台の端末を同時ペアリング
- USB Type-C による有線接続
- キーマップのカスタマイズ(Windows OS のみ)
- 優れた静音性
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HHKB Professional HYBRID Type-Sの外観
今回購入した高級キーボード、「HHKB Professional HYBRID Type-S」。ハイエンドなキーボードを数多く手掛けるPFUが2019年に発売したアイテムです。
パッケージを開封するとマットな質感のかっこいいキーボードの登場。
本製品は配列やカラーバリエーションの組み合わせがバリエーションがあり、私は型番号 PD-KB820BS(日本語配列・墨)を購入しました。
HHKB Professional HYBRID Type-Sのバリエーションと型番号一覧▼
型番 | PD-KB820WS | PD-KB800WS | PD-KB800WNS | PD-KB820BS | PD-KB800BS | PD-KB800BNS |
---|---|---|---|---|---|---|
カラー | 白(ホワイト) | 墨(ブラック) | ||||
キー配列 | 日本語配列(JIS) | 英字配列(EU) | 日本語配列(JIS) | 英字配列(EU) | ||
刻印 | あり | あり | 無刻印 | あり | あり | 無刻印 |
HHKBの特徴の1つは何といってもこのミニマルな見た目。日本語配列の製品もかな入力用の刻印がなく、刻印も黒文字なので無駄なものがなく、すっきりした印象を持ちます。
背面には有線接続用の端子。USB-c接続できるので、身の回りにあるガジェットの端子をUSB-cに揃えたい自分には嬉しい仕様です。
バッテリーについて
電源は単3電池2本を使用します。
いまどき乾電池なの?と思った方もしれませんが、内蔵バッテリーはスマホのように給電のたびに少しずつ劣化していくので、長い期間使用することを考えると、電池式の方がいいんんですね。
動作時間は約3か月。使い捨ての単三電池ではなく、パナソニックのエネループやamazonベーシック単三電池のように繰り返し充電可能なバッテリーを購入するのがおすすめです。
大きさ・サイズ感について
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、テンキーレスということもあり、A4用紙の半分の大きさにまとまっています。今まで使用していたロジクールのキーボードと比較するとかなりコンパクトであることがわかります。
デスクの上においても場所を取らないですし、気軽にリュックに入れて外に持ち出すことも可能です。
DIPスイッチについて
HHKB Professional HYBRID Type-Sの背面にはDIPスイッチというものが搭載されています。。
このスイッチをオン・オフする事でWindows・MacなどそれぞれのOSに最適な操作が行えるようになります
HHKB Professional HYBRID Type-Sの特徴
さらっと見た目の紹介をした後は、HHKB Professional HYBRID Type-Sの特徴を3つ紹介していきます!
タイピングが心地よい
まず一番の特徴は冒頭でもお伝えしたタイピングの心地よさです。深いストロークやキータッチがとにかく気持ちよく、病みつきになります。
この心地よさは「静電容量無接点方式」という技術によって生み出されているのですが、単純にタイピングしていて気持ち良いだけでなく、下記のような様々なメリットがあります。
- キーボードが摩耗しずらく、長く利用することができる
- 長時間の使用でも疲れにくい
- タイピング時の音を静かにしてくれる
さらに横から見るとキーに傾斜がついており、これもタイピングのしやすさにつながっている要因です。
この打感の良さは是非動画で見ていただければとおもいます▼
独特のキー配列は慣れるのに時間がかかるかも
気になったのは独特のキー配列で操作に慣れるまで若干使いづらいと感じたこと。特に普通のキーボードなら左下端にある「Control」キーの位置が異なるのが、扱いずらいです。。
タカヒロ
「Control」+「C」でコピーなど、単純な操作なら慣れることができるんですが、フォトショップで「Alt+Shift+Ctrl+S」のような複雑なショートカットを扱う場合が厳しいですね。指の形でショートカットを覚えてしまっているので・・・。
Bluetooth接続で最大4台の端末を同時ペアリング可能
HHKB Professional HYBRID Type-SはBluetooth接続を最大四台まで行うことが可能です。一度設定してしまえば「Fnキー」+「Control」+「割り当て数字」の同時押しで、タイピングするデバイスを切り替えることができます。
切り替えの早さも良好で、複数のデバイスでのタイピングをシームレスに行うことができるのはとても便利ですね。
HHKB Professional HYBRID Type-Sのペアリング設定方法
HHKB Professional HYBRID Type-Sのペアリングは下記の3ステップで行います。(本記事ではiOSの設定方法のみを取り上げます)
キーマップのカスタマイズ(Windows OS のみ)
キーボードは使っていると使わないキーにほかの役割を割り当てたり好みにカスタマイズしたいという欲が出てくることもあると思います。
HHKB Professional HYBRID Type-Sは専用のアプリを使うと簡単にキーマップをカスタマイズすることが可能です。
HHKB Professionalシリーズのスペック比較表
2019年に発売されたHHKB Professionalシリーズは今回紹介した「HHKB Professional Hybrid Type-S」も含め3つのラインナップが用意されています。
HHKB Professional Hybrid Type-Sが一番スペックが高いのですが、それに応じて値段も高くなっているので、HHKBのキーボードに興味を持った方は、必要なスペックを見定めて購入するのをおすすめします。
下記の表に3シリーズの違いをまとめているので、是非参考にしてみてください!
HHKB Professional HYBRID Type-Sレビューまとめ
HHKB Professional HYBRID Type-Sはミニマルなデザインが美しく、タイピングするのが楽しくなる素晴らしいアイテムでした。
どんなキーボードを使ってもアウトプットとしての情報は変わりませんが、いいキーボードは作業そのものを楽しませてくれます。
なのでキーボードを操作する時間が多いのであれば、なるべく楽しめる環境に投資するのはいいことなんじゃないかなと思います。
これは安いボールペンではなく、こだわりの万年筆で文字を書きたいと思う感覚に近いものがあると思います。
また値段は高いですが、長い期間にわたって安定したパフォーマンスを発揮してくれる設計になっているので、長期間使用することを考えると案外コスパも悪くないのでは?と感じます。
ライターやエンジニア、ブロガーの方などキーボードを操作する機会が多い方で高級キーボードを触ったことがない方はぜひ一度触ってみてほしいですし、HHKB Professional HYBRID Type-Sは本当におすすめできるアイテムなので、ぜひ候補の一つに上げてみてもらえればと思います!
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