普段、MacBookをクラムシェルモードで作業する時はロジクールのMx keys miniを長年愛用しています。
MacBookとほぼ同じキー配列でタイピングのしやすさが気に入っているからです。
ただ最近、購入キーボードのHHKB Professional HYBRID Type-Sが気になっていました。
打鍵感の心地よさに定評があるのに加えて、独自のキー配列になれるとタイピングの速度もあがるなんていう声もよく耳にするからです。
今回、HHKB Professional HYBRID Type-Sを半日ほど体験できる機会があったので、使用してみた感想をまとめようと思います。
タップできる目次
HHKB Professional HYBRID Type-Sの魅力
それではさっそくHHKB Professional HYBRID Type-Sを使って半日仕事をしてみて感じた、本製品の魅力を4つに分けて紹介していきます。
心地よい打鍵感
HHKB Professional HYBRID Type-Sは冒頭でもお伝えした通り、タイピングしたときの打鍵感の心地よさがめちゃくちゃ良いです。
深いストロークでキーを押し込んだ時の感触や「スコスコ」という音が病みつきになります。
訳もなくタイピングしたくなるような感覚。
この心地よい打鍵感は「静電容量無接点方式」という技術によって生み出されているのですが、下記のようなメリットもあるそう。
- キーボードが摩耗しづらく、長く利用することができる
- 長時間の使用でも疲れにくい
- タイピング時の音を静かにしてくれる
ちなみに打鍵感が良いキーボードと言えばメカニカルキーボードを思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、メカニカルキーボードと静電容量無接点方式キーボードは下記のような違いがあります。
項目 | 静電容量無接点方式 | メカニカルキーボード |
---|---|---|
接触 | 物理接触不要 | 機械式 |
寿命 | 長寿命 | 摩耗やゴミの影響を受ける |
メンテナンス | ほぼ不要 | 交換や清掃が必要 |
作業効率が上がる独自のキー配列
HHKB Professional HYBRID Type-Sのキー配列を普段使っているキーボードと見比べてみると、下記のような違いがあることがわかります。
手を左右上下に大きく動かさなくてもやりたいことが作業できるようにした結果、このような独自のキー配列になったそう。
- 最上段のキー(「F1」~「F12」など)がない
- 「Caps Lockキー」がある位置に「Control」がある
- 「半角/全角キー」がある位置に「Esc」がある(日本語配列)
ただ、この独自のキー配列は慣れるまでは少し時間がかかります。
特に普段使用しているアプリは指の形でショートカットを覚えてしまっているので、それが直感的に行えないのはちょっとストレス。
でも使い方を理解していくと「確かにこのキー配列は理に適っているなぁ…」と実感できます。
手を動かす範囲が狭くなるし、手首をハの字に開いたり窮屈な形にならないので、長時間タイピングしていても疲れを感じづらそう。
なお、本製品はキーマップ変更ツールも用意されているので、より自分好みにキーをカスタマイズすることもできます。
独自のキー配列がどのように作業効率アップに寄与するのかは公式サイトでわかりやすく語られているので、こちらの情報も合わせてチェックしてみてください!
参考 HHKB博士に聞く!購入前に知っておきたいHHKBの基礎~配列編~HHKB公式サイト優れた静音性
本製品の名称に含まれているType-Sは「Silent」の頭文字に由来しており、その名の通りとてもタイピング音が静かです。
すごく打鍵感が心地よくて軽快にタイピングをしていても、それを優しく受け止めてくれる感覚。
図書館やオフィスのような静かな環境でも、周囲に気を使わずにタイピングを行うことができるのはとても良いと思いました。
バッテリー充電式じゃないから製品寿命が長い
HHKB Professional HYBRID Type-Sは接続方式によって駆動方法が異なります。
- ワイヤレス接続
- 単三電池 × 2
- 有線接続
- 電池不要
普段愛用しているキーボードはすべてバッテリーを内蔵していてUSB-Cケーブルを挿して充電するタイプだったので、この仕様は最初イマイチに感じました。
ただ、充電式バッテリーの製品はバッテリーが劣化すると製品自体の寿命を迎えることになってしまいます。
それに対して乾電池駆動の仕様を採用しているHHKB Professional Hybrid Type-Sはバッテリーが劣化して寿命を迎えることがないので長く使用することが可能。
高価なキーボードではあるけど、長く使えることを考えるとコスパは高いのかもしれません。
HHKB Professionalシリーズのスペック比較表
HHKB Professionalシリーズのキーボードには今回紹介した製品を含めて3つのラインナップが用意されています。
3つのキーボードの違いは下記の通り。HHKB Professional Hybrid Type-Sは最上位に当たる機種であることがわかります。
シリーズ | HHKB Professional Hybrid Type-S | HHKB Professional Hybrid | HHKB Professional Classic |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
カラー | 白 / 墨 | 白 / 墨 | 白 / 墨 |
配列 | 日本語配列(かな無刻印) 英語配列 無刻印(英語配列) | 日本語配列(かな無刻印) 英語配列 無刻印(英語配列) | 英語配列 無刻印(英語配列) |
接続方式 | Bluetooth USB(Type-C) | Bluetooth USB(Type-C) | USB(Type-C) |
機能 | 高速タイピング性 静粛性 キーマップ変更機能 傾き調整機能 | キーマップ変更機能 傾き調整機能 | 傾き調整機能 |
リンク | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る |
最新ガジェットを試すならLULL TECH BEACH
今回紹介したHHKB Professional HYBRID Type-Sは3万円を超える高価なキーボード。
購入を検討している方の中には「実際に使用してみてから判断したい…」考えている方も多いのではないでしょうか。
もし関東圏に住んでいる方なら渋谷にあるコワーキングスペースのLULL TECH BEACHを利用してみるのがおすすめです。
今回紹介したキーボードに加えて様々なPCデスク周りのガジェットを無料で試すことができるからです。
渋谷にあるLULL TECH BEACHで仕事をしてきた。
— タカヒロ / ガジェットブロガー (@takahiro_mono) March 2, 2025
ビーチをコンセプトにしたお洒落なワーキングスペースで居心地がとても良かったです😊
それにこの施設、なんとデスク周りの様々なガジェットを無料で試すことができる特典も…!
気になった方はぜひ立ち寄ってみてください。 pic.twitter.com/lSjQDzXQjU
気になっているアイテムを使いながら、数時間仕事をしてみれば購入するかの判断がつきやすいです。
HHKBのキーボードは複数のラインナップが揃っているので使用感を比較してみるのも良いでしょう。
気になった方はぜひ訪問してみてください。
HHKB Professional HYBRID Type-S レビューまとめ
HHKB Professional HYBRID Type-Sを使用してみた感想をまとめてきました。
心地よい打鍵感は評判通りだなと思いましたし、独自のキー配列の良さも触っていくうちに理解することができました。
何も意識せずに使いこなせるレベルになったら、かなり快適にタイピングができるようになりそうです。
ライターやエンジニア、ブロガーの方などキーボードを操作する機会が多い方はぜひ本製品を検討してみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。