webディレクターとしての業務や趣味のブログ運営で毎日MacBookを触っています。
平日は10時間以上触っていることもざらにあり、MacBookは僕の生活に欠かせない大事な仕事道具です。
そんなMacBook、約2年おきぐらいに新しいモデルを買い換えるようにしているのですが、今回はいつもよりちょっと早めに乗り換えることにしました。
タカヒロ
フルモデルチェンジしたMacBook 14インチ&16インチが発売されたためです!
発表日に即購入し、手元に届いてから3日ほど使っているのですが、これは本当に買ってよかった・・。
パフォーマンス性能が驚くほど向上していたり、デザインやインターフェースの大幅な仕様変更があったことで、MacBookを購入して久しぶりに新鮮な感動を味わうことができました。
ということで、本記事ではMacBook Pro13インチ(2020年モデル)を使用していた僕がM1Pro搭載MacBook 14インチを使ってみてわかったメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
MacBookの購入を検討している方はぜひチェックしてみて下さい!
タップできる目次
M1Pro搭載MacBookの外観
今回購入したMacBook 14インチ。2021年10月に発表されたM1Pro搭載のMacBook Proです
パッケージを開封すると付属品がずらり。
- MacBook本体
- Magsafeケーブル
- Magsafe充電器
- ステッカー
- 説明書
流線型のフォルムから角張った形へと進化したMacBookPro本体。想像以上にこれまでのMacBook Proとデザインの印象が違います。
ロゴは底面に「彫り込み処理」という新しい手法がとられているのも新鮮。
デバイスの左右にあるインターフェイスも大きく変化。本体右側は手前から、HDMI端子・USB Type-C端子・SDカードスロット。
本体左側は手前から、MagSafe端子・USB Type-Cが2つ、ヘッドホン端子が並ぶ構成です。
付属品として注目すべきなのは急速充電用のMagsafe充電器がついてくるという点。
Magsafe端子は2015モデルのMacBookを最後に長らく廃止されていたインターフェイスなのですが、6年ぶりに復活を果たしました。
ちなみに従来通りUSB Type-C端子からの充電も可能なので、充電にMagSafe充電器が必須なわけではありません。
M1Pro搭載MacBook 14インチのメリット・良い点
M1Pro搭載MacBook 14インチの外観をチェックしたあとは2020年MacBookから乗り換えて感じた本製品をメリットを6点紹介していきます。
圧倒的なパフォーマンス
まずはなんと言ってもInterl製からM1Proへとプロセッサーが変わったことで、劇的に処理速度が上がったのが大きなメリット。
さまざまなソフトを触ってみましたが体感でわかるレベルで明らかに処理が早くなったと感じました。
いくつかパフォーマンス性能を比較してみたので紹介します。
- MacBook Pro 13inch
- プロセッサー:Intel Core i7 2.3GHz、コア数:4、メモリ:16GB
- MacBook Pro 14inch
- プロセッサー:Apple M1 Pro 3.22GHz、コア数:8、メモリ:16GB
CPU性能の比較
まずはCPUのスコアをGeekbench5で比較。結果はマルチコアのCPUの場合、3倍も高いスコアが出るという結果に。
MacBook 14インチ(2021)
MacBook 13インチ(2020)
GPU性能の比較
さらにGPUを同じくGeekbench5で比較。こちらも3.6倍という大幅な進化を見せています!動画の書き出しが爆速になるのも納得のスコアです。
MacBook 14インチ(2021)
MacBook 13インチ(2020)
SSD性能の比較
最後にBlackmagic Disk Speed TestでSSDの読み込み・書き込みの速度を比較。読み書きそれぞれ2.7倍ほど高速化されているという結果に。
一度に大量のデータを読み書きするのがぐっと速くなったのでこちらも納得の数字。bench5で比較。こちらも3.6倍という大幅な進化を見せています!
MacBook 14インチ(2021)
MacBook 13インチ(2020)
タカヒロ
概ね3倍近い処理が速く済むという結果に落ち着きました!
この2台どちらも26万程度で買ったことを考えると、MacBookPro14インチがいかにコスパに優れたアイテムかがわかります。
驚異の電池持ち
IntelモデルのMacBookは一日出先で作業をすると、帰宅する頃にはバッテリー残量がギリギリ、、と言った状態が当たり前でした。
しかし、M1Pro搭載のMacBook Pro14インチは充電器を持たず丸一日外出して作業していて安心というぐらい、バッテリー持ちが良いです。
試しに下記の内容で新旧MacBook Proのバッテリーの減りを比較してみました。
- 画面の輝度をMAXに設定
- 4K動画を3時間連続再生
経過時間 | M1pro搭載MBP14インチ | Intel搭載MBP13.3インチ |
---|---|---|
0 | 100% | 100% |
60 | 88% | 80% |
120 | 74% | 50% |
180 | 61% | 26% |
3時間経った後の結果は一目瞭然、M1Pro搭載のMBPは圧倒的にバッテリーの持ちがいいことが再確認できました。
充電器を持たずに外に出られれば荷物が少なく済むし、これだけでも相当価値のある買い物だと思います。
Touch Bar非搭載、物理ボタン復活
2016年~2020年モデルのMacBookはTouch Barが搭載されており、アプリや状況に合わせて表示内容が可変する仕様になっていました。
この仕様は結構好みが分かれるもので、個人的にはTouch Barよりも物理キーのほうがわかりやすいから、いつか復活してほしいと感じていました。
数年付き合ってきましたが、Touch Barもあまりうまく活用しきれなかった感があります。
そんな中、2021年のM1Pro搭載MacBook 14インチはTouch Bar非搭載し、待望の物理ボタンが復活!
久々に使う物理キーのファンクションキーはやはり使いやすいです。すぐに操作感に慣れましたし、「やっぱりこっちのほうがしっくりくる!」と改めて感じました。
HDMIとSDカードスロットが復活
普段、自宅で作業する際はMacBookをクラムシェルモードを使用するのが基本スタイル。
2020年モデル使用時はベルキンの Thunderbolt3 Express Dock Pro HDというドッキングステーションを使用し、SDカードの読み込みや外部モニターの表示をおこなっていました。
しかし、M1Pro搭載MacBook 14インチはHDMIとSDカードスロットを搭載しているので、このようなデバイスを間に挟まないでもクラムシェルモードが使えるようになります。
また、外出の際にUSB−Cハブを携帯しなくてSDカードの読み込みができるのも嬉しいポイント。やはり物理的なSDカードスロットやHDMIポートが有るのは便利です。
ベゼルレスなディスプレイ
M1Pro搭載MacBook14インチはこれまでのモデルのMacBookに比べて、ベゼルの幅がぐっと狭くなっており、ディスプレイが大きくなっています。
Apple Watch7をレビューした記事でも書いたのですが、やはりベゼルが薄いデザインは見た目がスタイリッシュでかっこいいですね。
ProMotion対応で滑らかな操作性を実現
最近のスマホは高価格帯のものだとリフレッシュレートが120Hzの場合が一般的になりつつあります。
実際触ってみると高リフレッシュレートのディスプレイは画面が滑らかに動いて操作していてすごく気持ちよいんです。
今まで使っていたMacBookはフレッシュレート60Hzとなっており、この感覚を味わうことができませんでした。
1秒間に画面が何回書き換わったかを計る値
しかし、M1Pro搭載MacBook 14インチはついにリフレッシュレート120Hzに対応。今までに比べて格段に滑なかな操作感を味わうことができるようになりました。
この画面のヌルヌル感は一度味わうとやめられませんね。
高リフレッシュレートのディスプレイはゲームにも最適なので、ゲーミングデバイスとしても使いやすいじゃないかなと思います。
Wi-Fi6対応で通信速度もアップ
M1Pro搭載MacBook 14インチをはじめ、M1チップが搭載されたMacBookはWi-Fi6対応しています。
ルーターとデバイスの間の混雑を避けることで高速通信を実現する次世代規格
我が家のルーターはWiFi-6対応モデルのものを使用しているものの、今まで所有していた2020年モデルのMacBookはWi-Fi6に未対応でした。
ついにルーター、パソコンと共にWi-FI6対応になったことで、今までよりも快適にネット接続ができるようになりました!
ネットが遅いのでWi-Fiルーターを変えたら通信速度が6倍に改善した話【Archer AX73 レビュー】M1Pro搭載MacBook 14インチのデメリット・イマイチな点
次にM1Pro搭載MacBook 14インチを使って感じたイマイチな点を2つ紹介していきます。
ボディの重量感がアップしている
MacBook14インチは重量1.6kgとなっており、今まで使っていた13.3インチMacBook Proよりも200gほど重量が増しています。
サイズも若干大きいですししょうがない点ではありますが、積極的に持ち歩くことを考えると重量のアップはイマイチな点かなと思います。
ただし下記のようなことを考えれば、普段持ち歩くものの重量の合計は今までと変わらない程度に収まりそうなので、あまりネガティブな要素ではなさそうです。
- バッテリー持ちが格段に上がり、出先での作業で充電器を持ち歩かなくてもよくなった
- SDカードスロット搭載でUSB−Cハブ持ち歩かなくて良くなった
ハードウェアの進化にソフトウェアが追いつけていない
メリットとして、リフレッシュレートに対応したことや、ベゼルレス化が進んだことを挙げました。
これ自体は素晴らしいことなのですが、純正アプリを始め多くのソフトウェアでこの進化に対応していないのはいまいちなポイントです。
例えば、デスクトップ画面ではベゼルレス化したことがはっきりわかるのですが、Safariを開くとディスプレイ領域に黒帯が敷かれて結局従来のような見た目になってしまったり。
デスクトップ画面▼
Chromeブラウザ立ち上げ時▼
Promotion対応のアプリがほとんどなくて、多くのアプリが60Hzで画面が書き換わる状態なのであまり進化を感じられるシーンが少なかったり。
この辺はどんどんアップデートされていくと思いますが、すぐに体験できるわけではないという点は注意したほうが良さそうです。
MacBook購入したらインストールしたおすすめアプリ&初期設定
MacBookは初期設定をいじったり、便利なアプリをインストールすることでどんどん生産性をアップすることができます。
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MacBook歴10年の僕がおすすめする神アプリを15個伝授する【仕事効率化】MacBookと一緒に購入したいおすすめの周辺機器
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MacBook Air / Proがパワーアップするおすすめ周辺機器•アクセサリーまとめM1Pro搭載MacBook 14インチ レビューまとめ
大きなデザインの刷新、過去にあったインターフェイスの復活など色んなトピックがあり、久々にMacBookを触って新鮮な気持ちになれました。
合理的な進化を遂げてくれていて、確実に今までよりも使いやすくなったと感じます。
今年の春に発売されたM1チップ搭載のMacBook Proは同じくM1チップ搭載MacBook Airとあまり大きな差がなく、購入に踏み切れませんでしたが、今回発売の2機種はまさにプロモデルと呼べる仕上がりです。
このMacBook Proでバリバリ仕事をこなしていきたいと思います!