ガジェットブログ運営をしてはや7年。新たに登場する様々なガジェットをレビュー記事で紹介してきました。
シリーズを重ねるごとに進化していくスマホやタブレットは触るたびに感動がありますが、最近は心がワクワクするような機会が減ってきたと思っていました。
そんな僕が久々に「めっちゃ触ってみたい…!」と心が震えたアイテムがあります。
それが今回紹介するNothing Phone(1)。
今までにないユニークなプロダクトデザインをネット記事で見た瞬間、一目惚れしてしまったんです。
実機を触ってみた感想も大満足。使っていて楽しいと思わせてくれる工夫に溢れた素晴らしいデバイスでした。
ということで、Nothing Phone(1)を使ってみて感じたメリットやデメリットをまとめていきたいと思います!
- オリジナリティ溢れる背面デザイン
- ギミック溢れるGlyph Interface
- 独自の世界観を演出するNothing OS
- 120Hzの滑らかディスプレイ
- 使いやすく写りのよいカメラ
- ワイヤレス充電&リバースチャージに対応
- 高いコストパフォーマンス
- FeliCa(おサイフケータイ)非対応
- 日本語設定に変えるとNothing OSの魅力が薄れる
- 本体サイズが大きい
項目 | 内容 |
---|---|
大きさ | 159.2 × 75.8 × 8.3mm |
重さ | 193.5g |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 778G+ |
OS | Nothing OS(Android 12) |
メモリーと内蔵ストレージ | 8GB + 128GB 8GB + 256GB 12GB + 256GB |
ディスプレイ | 6.55インチ フレキシブルOLED(2400 × 1080) Corning Gorilla Glass 120Hz駆動 |
アウトカメラ | メイン50MP(ソニーIMX766)F値1.88 センサーサイズ1/1.56インチ OIS、EIS 超広角50MP(サムスンJN1)F値2.2 センサーサイズ1/2.76インチ 画角114度 |
フロントカメラ | 16MP(ソニーIMX471)F値2.45 センサーサイズ1/3.1インチ |
バッテリー | 4500mAh 33W有線充電 15Wワイヤレス充電(Qi) 5Wリバースチャージ |
SIMカード | デュアルSIM(nano-SIM) |
5G | n1、n3、n5、n7、n8、n20、n28、n38、n40、n41、n77、n78 |
4G | バンド1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28、32、34、38、39、40、41、66 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6、802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G デュアルバンド |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
FeliCa | 非対応 |
NFC | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
生体認証 | 顔、指紋(画面内) |
ソフトウェアサポート | 3年間のAndroidアップデート 4年間のセキュリティパッチ適用(2カ月ごと) |
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Nothing Phone(1)の外観
今回購入したNothing Phone(1)。
ロンドンに本社を構える新進気鋭のテックブランドNothingから2022年8月に発売開始された話題のスマホです。
CDジャケットのようなかっこいいデザインで開封前からワクワクが止まりません。
開封するのがもったいないようなきれいなパッケージを開封すると付属品がズラリ。
- Nothing Phone(1)本体
- USB-C – USB-C ケーブル
- 説明書
- SIMツール
フロントカメラの存在感が控えめでスッキリとした印象を持つパンチーホール型のディスプレイ。
初見で衝撃を受けた画期的なデザインの背面部分。
右サイドには電池ボタン、左サイドには音量ボタン。
端末底面にはスピーカー、USB-Cポート、SIMスロットという構成になっています。
Nothing Phone(1)のメリット
次にNothing Phone(1)を使用して感じたメリットを7つに分けて紹介していきます。
オリジナリティ溢れる背面デザイン
まずはなんと言っても強烈な個性を感じるスケルトンの背面デザイン。
基盤のデザインはニューヨーク地下鉄の路線図からインスピレーションを受けてデザインされたそうです。
基盤が透けて見える仕様、実機で見るとよりかっこいい印象を受けました。
よく見ると基盤ごとに若干異なる黒を使っており、それが凹凸感を生み出していることがわかります。
ちなみに背面ガラスは「ゴリラガラス5」という耐久性に優れた製品が使用されているため、傷や衝撃に強くなっています。
僕は傷を避けるためにケースをつけて運用しますが、裸で使いたい人には嬉しいポイントですね。
ギミック溢れるGlyph Interface
透けた基盤部分にはLEDバーが複数箇所に内蔵されていて多彩な光り方をするGlyph Interfaceを搭載。
メールや音声通話の着信、通知、充電状況などを知らせる仕組みとなっています。
着信や通知を光と音で知らせてくれるGlyph Interface💡
— タカヒロ / ガジェットブロガー (@takahiro_mono) August 20, 2022
遊び心のあるギミック、かっこいいなぁ… pic.twitter.com/BHt3K3VsV3
表示パターンは10個用意されており、独自に設定を変更することが可能です。
LEDライトの輝度やサウンドのみといった設定もできるので、あまり通知の主張が激しいのはちょっと…という方も安心。
LEDバーが光る演出や癖になるピコピコ音はとても遊び心があっていいなと思いました。
こういったギミックに妥協がないところがいい意味で普通じゃないスマホですよね。
ちなみにGlyph Interfaceは「Flip to Glyph」を有効にしておくと、端末を裏返しで机などに置いたときに着信音や振動をオフにして照明だけで通知を知らせてくれるようになります。
作業中に通知に邪魔されたくないときにすごく使える機能だなぁと感じました。
独自の世界観を演出するNothing OS
Nothing Phone(1)はAndroid12をベースとした独自OSのNothing OSを搭載しています。
フォントやサウンド、ウィジットに独自のデザインが採用されているのが特徴のOSです。
特にNothingといえばホームページやPVなどでドット柄の文字が使用されていますが、Nothing OSではこの文字が多用されており、UIがとても新鮮に感じました。
120Hzのなめらがディスプレイ
Nothing Phoneのリフレッシュレートは120Hzでスワイプやスクロールしたときの画面の動きがとてもなめらか。
120Hzのリフレッシュレートを搭載しているスマホは各メーカーの10万円を超えるハイエンドモデルばかりなのですが、それを6万円台のスマホでも味わえるのは嬉しい。
一度ヌルヌル動くディスプレイを触ってしまうと、多くのスマホが採用している60Hzには戻れません…。
使いやすく写りのよいカメラ
Nothing Phone(1)のカメラは標準レンズと超広角レンズの二眼構成となっています。
iPhone13シリーズのカメラが12MPなのに対して、Nothing Phone (1)は50MPとなっており、高画素な写真を撮ることができます。
撮って出しの写真をいくつか作例としてご紹介します。
動画も強力な手ブレ補正のおかげでジンバル不要でヌルヌルとした映像を撮ることが出来ます▼
Nothing Phone(1)の手ブレ補正は効き目が強力ですね🧐
— タカヒロ / ガジェットブロガー (@takahiro_mono) August 21, 2022
手持ちでもジンバルに載せたような映像が撮れました! pic.twitter.com/KqRx8vSdAS
ワイヤレス充電&リバースチャージに対応
Nothing Phone (1)は、USBーCケーブルでの充電に加え、最大で15Wのワイヤレス充電にも対応しています。
さらに、リバースチャージにも対応しているので姉妹製品であるNothing ear(1)を背面のコイル部分におけばバッテリーを分け合うことが可能です。
高いコストパフォーマンス
ここまでで6点に分けてNothing OSのメリットを紹介してきました。
強いこだわりをもって製品づくりがされているというのが実際に触ってみた感想なのですが、このスマホなんと6万円台から購入することが可能なんです。
価格が抑えられている要因は搭載チップがSnapdragon 778Gであることも挙げられますが、それでもこの完成度のスマホを6万円台で入手できるというのは驚きが隠せません。
Snapdragon 778Gは2021年の10月に発表された、ミドルレンジ向けのチップ。
iPhoneと比べると処理速度はお取りますが、日常的に使用する分には全く不便のない性能を誇ります。
Nothing Phone(1)のデメリット
次にNothing Phone(1)を使用して感じたデメリットを3点紹介していきます。
FeliCa(おサイフケータイ)非対応
Nothing phone(1)はFelica非対応のなのでモバイルSuicaを用いて改札を通ったり支払いを行うことができません。
決済についてはPayPayや楽天Payなど代替手段が豊富にあるので問題に感じる方は少ないと思います。
しかし、頻繁に電車移動する方にはモバイルSuicaが使えないのは結構ネガティブな要素になりそう。
言語設定を日本語にするOSの魅力が薄れる
Nothing phone(1)は独自OSのNothing OSを搭載しており、ドット柄のフォントがUIに使用されているのが特徴の一つです。
ただし、残念ながらスマホの言語設定を日本語に変えてしまうと、このドット柄の文字は表示されなくなってしまいます。
独自の世界観を味わいたいなら、言語は英語設定にすることをおすすめします。
本体サイズが大きい
Nothing Phone(1)は6.5インチの大画面スマホです。
この大きさはiPhone13 Pro Max(6.6インチ)とほぼ同じ大きさとなっており、個人的には少し大きいなと感じました。
iPhone13(6.1インチ)ぐらいの大きさだとギリギリ片手で持てるサイズ感でより使いやすいかなーという印象です。
次回のスマホは2サイズ展開してもらえると嬉しいなぁ…。
Nothing Phone(1)レビューまとめ
Nothing Phone(1)を実際に触ってみて感じたメリット・デメリットを紹介してきました。
画期的なプロダクトデザインや遊び心に溢れたギミックは使っていてとてもワクワクさせられるものがありました。
すっかりNothingのプロダクトのファンになっちゃいました。
Felica非搭載だったり、端末サイズがちょっと大きいといったイマイチな要素もありますが、これだけこだわって作られたスマホが6万円台で購入可能なのは結構コスパが高いと思います。
普通のスマホに飽きた…!という方はぜひNothing Phoneでスマホライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
項目 | 内容 |
---|---|
大きさ | 159.2 × 75.8 × 8.3mm |
重さ | 193.5g |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 778G+ |
OS | Nothing OS(Android 12) |
メモリーと内蔵ストレージ | 8GB + 128GB 8GB + 256GB 12GB + 256GB |
ディスプレイ | 6.55インチ フレキシブルOLED(2400 × 1080) Corning Gorilla Glass 120Hz駆動 |
アウトカメラ | メイン50MP(ソニーIMX766)F値1.88 センサーサイズ1/1.56インチ OIS、EIS 超広角50MP(サムスンJN1)F値2.2 センサーサイズ1/2.76インチ 画角114度 |
フロントカメラ | 16MP(ソニーIMX471)F値2.45 センサーサイズ1/3.1インチ |
バッテリー | 4500mAh 33W有線充電 15Wワイヤレス充電(Qi) 5Wリバースチャージ |
SIMカード | デュアルSIM(nano-SIM) |
5G | n1、n3、n5、n7、n8、n20、n28、n38、n40、n41、n77、n78 |
4G | バンド1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28、32、34、38、39、40、41、66 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6、802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G デュアルバンド |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
FeliCa | 非対応 |
NFC | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
生体認証 | 顔、指紋(画面内) |
ソフトウェアサポート | 3年間のAndroidアップデート 4年間のセキュリティパッチ適用(2カ月ごと) |