外出の際は荷物を減らす事にこだわっていて、数年前からスマートロックを愛用しています。
直近一年ほど使っていたのはセサミ4というアイテムなのですが、2023年4月に待望の新型モデルが登場しました。
「これは試さずに入られないぞ…!」ということで、早速購入して使い勝手を検証してみたのですが、新型セサミすごいです。
オプションパーツのセサミタッチプロを組み合わせることで使い勝手が格段に上がり、さらに魅力的なスマートロックに仕上がっていました。
ということで本記事では、セサミ5&セサミタッチプロを購入した感想を紹介していきます。
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セサミ5 & セサミタッチプロの外観
今回購入したセサミ5 & セサミタッチ PRO。スマートロックの老舗メーカーであるキャンディハウスから2023年4月に発表された最新スマートロックです。
前作のセサミ4が発売されたのは2021年9月。約1年半ぶりの新作ということになります。
パッケージを開封すると付属品がずらリ。
- セサミ5用3Mテープ×3
- バッテリー
- セサミ5用ドライバー
- サムターン受け金属パーツ
- サムターン受けプラスチックパーツ
- サムターン用ネジ
- 金属製土台アダプター
- 金属製土台アダプター用ネジ
- セサミタッチプロ本体×1
- 屋内外用貼り付けシール×2
- 取り扱い説明書
セサミ5の本体、シンプルでどんなドアにも溶け込みそうなデザインです。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、シルバーの3色。今回はその中からブラックを選びました。
セサミ5本体の大きさは93 x 57 x 55 mmとなっており、前モデルのセサミ4から僅かではありますがサイズ感がコンパクトになっています。
数あるスマートロックの中でもセサミは軽量コンパクトなのがウリですが、今回さらに磨きがかかりました。
セサミタッチプロの大きさは60 × 37 × 24mm。セサミ5よりも一回り小さいサイズ感で玄関ドアに設置しても目立ちません。
背面にはドアに設置する両面テープが付いています。
カバーを開けると電池ホルダーがあり4本 or 2本のバッテリーを差し込むことで稼働する仕様です。
セサミ5 & セサミタッチプロの初期設定
パッケージの中身をチェックしたら、さっそく自宅のドアにセサミ5とセサミタッチプロを取り付けて初期設定を済ませていきましょう。
セサミ5の取り付け方法
セサミ5はざっくり下記の3ステップで取り付けをおこなっていきます。
まずはスライド式のパネルを開いて、絶縁シートを引っ張って抜きます。
セサミ5をドアにあてがってみて、高さやつまみの幅が合わない場合は付属パーツを使いながらサイズを調整します。
高さ・つまみ幅の調整が済んだら、付属の両面テープを剥がしてドアに貼ります。
取り付け位置周辺をアルコールシートなどできれいに拭いてから取り付けるのがおすすめ。
セサミタッチプロの取り付け方法
裏面のカバーをネジで外して、電池の絶縁シートをひっぱり抜きます。
両面テープを剥がして、ドアに固定。これでセサミタッチプロの取り付けは完了です!
セサミ5 & セサミタッチプロのアプリ初期設定
セサミ5の取り付けが完了したら、専用のアプリでスマホで施錠と解錠ができるように設定していきましょう!
アプリを立ち上げたら、画面右上の「+」 → 「新規デバイス」をタップ。
画面に表示されるセサミデバイスをタップすれば、アプリとセサミ5を紐付けが完了です。
続いて鍵の施錠・解錠の位置をアプリの案内に従って調整。
これでアプリから自宅の鍵を開ける準備が整いました!
アプリを立ち上げ、右上の+アイコンから「新規デバイス」をタップします。
セサミセサミタッチプロが検知されたら追加を行います。
画面の案内に従ってセサミタッチプロに紐付けるセサミを選択すれば、設定完了です。
最後に管理画面から指紋やパスコードの設定を行えば、豊富な施錠パターンでセサミを解除することが出来るようになります!
それぞれの登録したデータは名称を変更できるので、複数人で運用する場合は登録名変更を忘れずに。
これを怠ると、どのデータを消していいのか分からず整理ができなくなるので要注意。
セサミ5 & セサミタッチプロのメリット
それではここからは実際にセサミ5&セサミタッチプロを使用してみで感じた本製品のメリットを5つ紹介していきます。
豊富な施錠・解錠パターンに対応
セサミ5は下記のように豊富な施錠・解錠のパターンが用意されており、ユーザーの好みに合わせた運用をおこなうことができます。
- スマホの専用アプリから施錠・解錠
- Apple Watchから施錠・解錠
- オートロック施錠
- 手ぶら解錠(ハンズフリー解錠)
- スマートスピーカーと連携しての施錠・解錠
- NFCタグでの施錠・解錠
下記は一番ベーシックな専用アプリでの施錠・解錠。
セサミ5はオプションパーツのWi-Fiモジュールを導入すると「Always Connect」という機能を使用することができます。
SESAME単体だとスマホとスマートロックのBluetooth接続までに2~3秒かかり、すぐに解錠できないことに地味にストレスですが、この機能があれば待ち時間なしでいつでもすぐに解錠できるようになってストレスフリーです。
指紋認証による解錠に対応
スマートロックはスマホの充電が切れた状態で家に帰ると閉め出されてしまうのがデメリットの一つです。
僕も過去に何度かこの状況に陥ってしまい、苦い思いをしたことが…。
ですが今回のセサミ5 & セサミタッチ PROの組み合わせは指紋認証で解錠ができるので、このようなトラブルに見舞われる心配はありません。
スマホを取り出すよりも早く解除できるのでめちゃくちゃ実用的。
自分の指が鍵になる安心感は実際に使用してみると絶大です。
パスコードでの解錠に対応
セサミ5 & セサミタッチ PROの組み合わせはパスコードによる解除にも対応しています。(暗所番号最大16桁まで)
指紋認証と同様にスマホ以外の手段で解除できるのが嬉しいポイント。
またこの機能は複数人が出入りする事務所などのとじまりでも非常に有効に使えると思います。
鍵は管理者権限を持っている人だけが変更できる仕様になっていて、パスコードの管理もしやすいです。
Suicaによる施錠・解錠に対応
セサミ5 & セサミタッチプロの組み合わせはsuicaなどの ICカードでの施錠にも対応しています。
この機能があれば合鍵がわりにsuicaを使用できるようになるので、割と便利かも。
EVERINGによる解錠に対応
セサミ5 & セサミタッチプロの組み合わせはスマートリングのEVERINGと連携して鍵の解錠をおこなうことができます。
EVERINGはVisaタッチ決済可能なお店でかざすだけで支払いを行えるようになるスマートリングなのですが、鍵の解錠もできるのは嬉しいポイント。
反応速度も良好なので、使いやすいと思います。
セサミタッチは防水対応
セサミタッチは家の外に設置するアイテムなので、「激しい雨で機器が濡れてしまっても大丈夫なの?」と心配に感じる方もいると思います。
セサミタッチプロとセサミタッチは防水防塵の仕様になっているので、上記のような状況でも安心です。
価格が安い
指紋やパスコードによる施錠、解除ができるスマートロックといえばSwitchbot社の製品が代表的なアイテムでした。
過去にSwitchBotスマートロックのレビュー記事も書いており、使用感は非常に高いレベルなのは確認済み。
ただ価格が2万円弱とやや高めなのがネックでした。
それに対してセサミ5 & セサミタッチ PROの購入価格は下記のようになっています。
Switchbotスマートロックよりもやれることがやや多く価格もお手頃となっているのがよくわかります。
セサミ5 セサミタッチプロ |
SwitchBotスマートロック 指紋認証パッド |
|
---|---|---|
パスコード | ◯ | ◯ |
指紋認証 | ◯ | ◯ |
ICカード | ◯ | ✕ |
価格 | 7,960円 | 18,980円 |
セサミ5 & セサミタッチプロのデメリット
次に実際にセサミ5 & セサミタッチプロを使用してみで感じた本製品のデメリットを2つ紹介していきます。
セサミ4でセサミタッチを使うと反応がやや遅い
今回発売されたセサミタッチシリーズはセサミ4でも連携することが可能です。
ただし反応速度は体感できるレベルでセサミ5のほうが早いので、パフォーマンスを最大限に引き出すにはセサミ5に買い替えたほうが良さそう。
セサミタッチシリーズのカラーは黒のみ
セサミ5はカラーバリエーションがブラック、ホワイト、シルバーの三色展開なのですが、残念ながらセサミタッチはブラックのみの取り扱いです。
今回本当はシルバーを買ってみたかったのですが、セットで買うなら色も統一しないと気持ち悪いなと思い、なくなくブラックを購入。
統一感のある玄関まわりを作るためにもぜひセサミタッチのカラーバリエーションを充実させてほしいところです。
セサミ5とセサミ4の違い比較
新たに発売されたセサミ5と前代モデルのセサミ4の違いは下記のとおり。
オープンセンサーと耐久性についてはもう少し具体的に補足しておきます。
- オープンセンサー
- セサミ4はオープンセンサーに対応していないため長い間ドアが開いていると、ドアが閉まっていないのに施錠してしまうことがありました。オープンセンサーを搭載したセサミ5はドアが閉まったことを正確に判定し、施錠してくれるようにアップデートされています。
- 耐久性
- セサミ5は内部構造に非接触型の磁力式角度センサーが採用しており、摩擦によるセンサーの劣化することを防止する設計に進化しました。これによってセサミ4から格段に耐久性がアップしています。
セサミ5とセサミ5プロの違い比較
今回紹介したセサミ5とは別に上位モデルのセサミ5 プロも同時期に発売が開始されました。
両者の違いは形状や堅牢性(100万回の開閉耐久性あり)のみとなっており、できることに差はありません。
価格差が大きいので、基本的にはセサミ5を選んでおいて間違いないと思います。
セサミ5 | セサミ5 プロ | |
---|---|---|
イメージ | ||
重量 | 140g | 186g |
サイズ | 92 × 54 × 42mm | 105 x 45 x 46mm |
カラー | ブラック ホワイト シルバー |
ブラック ホワイト |
堅牢性 | ◯ | ◎ |
セサミタッチプロとセサミタッチの違い比較
今回紹介したセサミタッチ PROとは別に廉価版モデルのセサミタッチも同時期に発売が開始されています。
両者の違いは以下の通りで、パスコードによる施錠・解錠やバッテリー持ちが機能的な差としてあげられます。
セサミタッチプロ | セサミタッチ | |
---|---|---|
イメージ | ||
パスコード | ◯ | ✕ |
指紋 | ◯ | ◯ |
ICカード | ◯ | ◯ |
連携可能数 | 2台まで | 2台まで |
重さ (電池込) |
101g(電池2本) | 59g(電池2本) |
サイズ | 90 × 47 × 25mm | 60 × 37 × 24mm |
電池寿命 | 約550日(2本) 約1100日(4本) |
約365日(2本) |
セサミ5に関するよくある質問
最後にセサミ5に関して読者のみなさんが感じるであろう疑問をよくある質問として4つまとめてみました。
- セサミタッチ、セサミタッチプロはセサミ4とも連携できますか?
- セサミ4でも連携することが可能です。ただし応答速度は体感できるレベルでセサミ5のほうが秀でています。
- セサミ5とセサミ4の違いはなんですか?
- オープンセンサー搭載でドアが閉まっていることを正確に判定できるようになったこと、耐久性がアップしたこと、カラーバリエーションが豊富になったことが進化した点です。
- セサミ5とセサミ5プロの違いはなんですか?
- サイズ・重量・堅牢性(100万回の開閉耐久性あり)の3点が大きな違いです。
- セサミタッチとセサミタッチプロの違いはなんですか?
- セサミタッチ PROにはパスコードによる解錠パターンが搭載されているのが機能的な違いです。
セサミ5 & セサミタッチプロ レビューまとめ
2023年4月に発売されたセサミ5 & セサミタッチプロを使用した感想を紹介してきました。
スマートロックはスマホのバッテリーが切れると部屋から締め出されてしまうのが大きなデメリットでした。
しかし、セサミタッチプロの登場により指紋認証やパスコード認証といった施錠パターンに対応したことでこのデメリットを見事に克服しています。
指紋認証やパスコード認証は応答速度も非常に速く、家の出入りがさらに快適になり大満足。
値段も他社のスマートロックに比べてかなりお手頃なので、ぜひ気になった方は購入を検討してみて下さい。
- 指紋認証による解錠に対応
- パスコードでの解錠に対応
- Suicaによる施錠・解錠に対応
- EVERINGによる解錠に対応
- 価格が安い
- 防水防塵仕様だから激しい雨でも安心
- セサミタッチシリーズのカラーは黒のみ
- セサミ4でセサミタッチを使うと反応がやや遅い
セサミタッチとセサミタッチプロの比較表ですが、イメージ、パスコード、電池寿命は逆になってませんか?
ご指摘くださりありがとうございます!!
内容修正させていただきました。