普段愛用するスマホ、PC、スマートウォッチなどのデバイスはApple製品が中心。洗練されたデザインとシンプルな操作感がお気に入りで10年以上の付き合いです。
そんなApple製品好きの僕ですが、たまに浮気してしまうのがNothing社のプロダクト。
ユニークなプロダクトデザインとコスパの高さが魅力でこれまでNothing PhoneやNothing Earなど複数の製品を紹介しています。
そんなNothingから新たに発売されたのがCMF by Nothing Watch Pro 2。
1.1万円で購入できるのが驚きの素敵なスマートウォッチだったので、本記事にて紹介したいと思います。
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CMF by Nothing Watch Pro 2の外観
今回購入したCMF by Nothing Watch Pro 2。NothingのサブブランドであるCMF by Nothingから2024年8月に発売されたスマートウォッチです。
SNSでも話題となったスマーウォッチなのでどんなプロダクトデザインなのか開封前からワクワクします。
パッケージを開封してみると付属品がずらり。左からスマートウォッチ本体、磁気吸着充電ケーブル、説明書となっています。
こちらが Watch Pro 2本体。4つのカラーバリエーションの中からアッシュグレーを選択しました。
ちなみにWatch Pro 2はカラーバリエーションごとにベルトの色、素材、ベゼルデザイン、質感が異なっています。
公式サイトだとややわかりづらいのですが、表にすると下記のようになります。
ベゼル | ベルト素材 | |
---|---|---|
アッシュグレー | フラットベゼル | シリコン |
オレンジ | カーブドベゼル | レザー |
ブルー | カーブドベゼル | レザー |
ダークグレー | フラットベゼル | シリコン |
ケースはサラサラとした手触りのアルミ製となっており、高級感を感じさせてくれます。ボタン類は大きめのデジタルクラウンのみとシンプルな構成。
時計の裏側には心拍数および血中酸素モニタリングセンター、スピーカー、マイク、そして充電ポートを搭載しています。
なお、後ほど詳しく紹介しますが、バッテリー持続時間は約11日となっています。
CMF by Nothing Watch Pro 2の良い点
ここからはさっそく、2週間ほどCMF by Nothing Watch Pro 2を使用して感じた本製品のメリットを紹介していきます。
うっとりするようなプロダクトデザイン
まずは何といってもこのミニマルなデザインがとにかくかっこいい。
前モデルのWatch Proもかっこいいなとは思ったんですが、スクエア型型からラウンド型に変わったことでより洗練された見た目に仕上がっていると思います。
ディスプレイの大きさは1.32インチでやや大きめなので、手元のアクセントになるのも良い。
スマートウォッチって多種多様な製品が市場にありますが、シンプルでありながらひと目でNothing製品というのが伝わるデザインなのはすごい。
文字盤は100種類以上から選択できる
Watch Pro2の魅力をさらに引き立たせてくれているのが100種類以上も用意されている文字盤の存在。
どれもデザインが洗練されているし、丸型を生かした文字盤も既に数多く用意されているので、選ぶのがとても楽しいです。
個人的にはNothingの象徴であるドット文字があしらわれたMetricやComplex Figureといった文字盤が好み。
ちなみにCMF by Nothing Watch Pro 2に登録しておける文字盤の数は6個まで。常に好きな文字盤を厳選して登録しておく形になっています。
様々なヘルスケアデータを取得することができる
WatchPro2は睡眠や心拍数の追跡のほか、サイクリングや血中酸素飽和度(SpO2)のトラッキングなど様々なデータを取得することが可能。
さらに100を超えるエクササイズを自動検出によって追跡可能でスマートウォッチとしてできることは一通り網羅している印象。
ディスプレイに表示される情報やアプリUIがすっきりまとめられており、情報を取得しやすいのも魅力的。
GPSの精度も優秀
スマートウォッチを使う大きな理由の一つは歩数や心拍数の測定などを行い、どれだけアクティブに活動できているのかを定量化することだと思います。
アクティビティスコアを定量化する上で重要な役割を果たすのがGPS機能ですが、WatchProはこの精度も優秀だと感じました。
全長約2.1kmの駒沢公園をウォーキングした時のアプリ画面ですがぴったり走行距離が合っていることが確認できました。
バッテリー持続時間は約11日間とパワフル
Watch Pro 2のバッテリー持続時間は公式サイトでは約11日間となっています。
実際に使用していると7日間ぐらいでバッテリー切れしそうな感じだったので、11日はだいぶセーブした使い方なのかな?という印象ですが…。
ただいずれにせよいつも使っているApple Watchよりもずっとバッテリー持ちは良いのは確かです。
充電はUSB-Cケーブルなどではなく専用の磁気吸着ケーブルを使用しないといけないのでやや面倒ですが、週一くらいの充電であればそこまで億劫には感じません。
ちなみにバッテリー残量0%からフル充電するのにかかるのは約1.3時間ほど。充電スピードもなかなか速いのではないかと思います。
CMF by Nothing Watch Pro 2の気になるところ
次にCMF by Nothing Watch Pro 2を使用してみて気になった点を3つ紹介します。
睡眠ログの情報量は控えめ
睡眠ログから確認できる情報はApple Watchと比べるとそこまで情報量が多くありません。
Apple Watchの場合は様々な角度から睡眠のアドバイスをしてくますが、WatchProの場合は深い・浅い睡眠がどれくらいか、いつ頃就寝したのかなどを確認できるのみ。
取得できるデータの精度は問題ないのですが、睡眠時のデータを多角的に分析したい人には不向きかもしれないです。
より詳細なデータを取りたい方はApple Watchやオーラリングなどのスマートリングを検討しましょう。
ジェスチャー機能の反応がイマイチかも
Watch Pro2は新規機能として手首を振ったり、回したりしたときに特定の機能を起動させることができるジェスチャー機能を搭載しています。
- 再生している音楽を「次の曲」「前の曲」に変更
- カメラのシャッターをリモートで切る
- 電卓、天気。音声アシスタントなどのアプリを起動
この機能はとても面白いと思うのですが、ジェスチャーを行なっても反応しないことも多く実用的かと言われると「うーん…。」という感じ。
使い方がわるのかなと思い、他の方のレビュー記事も見てみましたが同様の声が上がっていました。
ソフトウェアのアップデートで動作が改善されるのを期待しところですね。
せっかくベゼルの交換ができるのを活かせてない
Nothing Watch Proはクルッとベゼルを回すことで簡単にベゼル部分を取り外すことができるので、ベルトだけでなくベゼルのカスタマイズも可能。
また、時計って何かの拍子にぶつけてしまい傷をつけてしまうことってあると思いますが、新品にベゼルに交換すれば新品のように使うことができます。
この機能自体はいいなと思うのですが、残念ながらそれを活かすことができるベゼルパーツのバリエーションがないのがとてもイマイチ。
一応公式サイトではベゼルとベルトのセットで販売されていますが、もっとバリエーションが欲しいです。
バリエーションも今後増えていくことを期待します。
ちなみにサードパーティー製のベルトは割と充実してきているので、豊富な選択肢からカスタマイズができそう。
CMF by Nothing Watch Pro 2が前モデルから進化した点
CMF by Nothing Watch Pro 2が前モデルから変更されたのは主な点は下記のとおりです。
- 外観がスクエア型からラウンド型に変更
- ディスプレイ解像度が向上
- 輝度調整用の環境光センサーを追加
- ジェスチャーモードを追加
- ケースが小型化され、それによってバッテリーサイズがやや減少
スペックを比較した表も用意したので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
CMF by Nothing Watch Pro 2 レビューまとめ
CMF by Nothing Watch Pro 2を2週間ほど使用してみた感想等をお届けしました。
改めて本製品を使用してみて感じたメリット・デメリットは下記のとおり。
- 洗練されたおしゃれなプロダクトデザイン
- 文字盤は100種類以上から選択できる
- 様々なヘルスケアデータを取得することができる
- GPSの精度も優秀
- バッテリー持続時間は約11日間とパワフル
- ジェスチャー機能の反応がイマイチ
- ベゼル交換できる機能を活かせてない
- 睡眠ログのデータが少ない
デザイン、各センサーの精度、デバイスの使い勝手、どこをみてもバランスよく仕上がっており、価格が11,000円というのはコスパの高さを感じました。
Apple Wathchなどの高価格帯のスマートウォッチは手が出しづらいな…と考えている方にとてもおすすめできるスマートウォッチだと思います。
気になった方はぜひ購入を検討してみてください!