Apple製品との連携、健康管理など様々な用途で活躍するのが魅力のApple Watch。
2016年に初登場して以来、毎年新たなモデルが発売されています。
そんなApple Watch、複数のモデルが併売されているので、いざ購入しようと思うとこんな疑問を感じる方も多いはず。
- Apple Watchの各シリーズの違いがイマイチわからない
- 一番コスパが高いモデルはどれ?
- 型落ちモデルのApple Watchを買うのはアリ?
そこで本記事ではApple Watch歴7年を超える僕が「診断チャート」なども交えてアップルウォッチの選び方を丁寧に解説していきます。
初心者の方でも自分にピッタリあったApple Watchを選ぶことができるようになる内容なので、是非チェックしていってください!
タップできる目次
Apple Watchの選び方・比較すべき主な項目
2024年現在のAppleストアで販売されているアップウォッチはUltra 2、シリーズ10、SE(第2世代)の3つです。
さらに型落ちモデルとなったApple Watch Ultra 1、シリーズ9やSE(第1世代)も含めて主なスペックを比較すると、以下のようになります。
元に戻す | Apple Watch SE 削除 | Apple Watch SE2 削除 | Apple Watch 9 削除 | Apple Watch 10 削除 | Apple Watch Ultra 削除 | Apple Watch Ultra2 削除 |
---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 40mm / 44mm | 40mm / 44mm | 41mm / 45mm | 42mm / 46mm | 49mm | 49mm |
発売日 | 2020年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 | 2024年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 |
CPU | S5 SiP | S8 SiP | S9 SiP | S10 SiP | S8 SiP | S9 SiP |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大36時間 | 最大54時間 |
輝度 | 1,000ニト | 1,000ニト | 2,000ニト | 2,000ニト | 2,000ニト | 3,000ニト |
常時点灯 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
急速充電 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
血中酸素濃度 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
心電図測定 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
事故検出機能 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
皮膚温測定 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ダブルタップ | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ |
日本語入力 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠時無呼吸の通知 | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ |
リンク | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る |
どのモデルもアクティビティ計測や睡眠計測などコア機能は使うことが可能。
健康管理をどれくらい細かくやりたいか、日々の運用をどれくらい便利にしたいかで松・竹・梅のラインナップがある状態です。
ここからは各項目の詳細を解説していきます!
GPS・セルラーモデル
Apple WatchにはGPSとセルラーモデルの2種類があります。
iPhoneがなくてもApple Watch単体でネット接続ができるのは有名ですが、それ以外にも下記のような違いがあります。
利用用途に合わせて最適なモデルを選ぶようにしましょう。
- iPhoneがないとやれることが限定的
- 月額のランニングコストが発生しない
- 使用素材の選択肢がアルミニウムのみ
- iPhoneがなくてもできることが豊富
- 月額のランニングコストが発生する
- 使用素材の選択肢が複数ある
アルミニウム/ステンレス/チタン - ファミリー共有機能があり、Apple Watchをキッズ携帯代わりに使える
ディスプレイ常時点灯
Apple Watch 5から登場したRetinaディスプレイ常時点灯機能。
時計を見ていない間も画面に文字盤が表示されるようになることで、下記のようなメリット・デメリットがあります。
よりApple Watchをファッションの一部として楽しみたい方は常時点灯ディスプレイありのモデルがおすすめです。
- ファッションの一部として機能する
- 腕を持ち上げないでも画面を確認できる
- 時計を見たときのエフェクトが心地よい
- 電池持ちが下がる(常時点灯OFFのほうが約1.5倍長持ち)
サイズ・ディスプレイ領域
Apple Watchはシリーズごとにデバイスのサイズが異なります。
またApple Watch 8・9・Ultraは従来モデルよりもディスプレイ領域が広いのが特徴。
見た目がスタイリッシュなだけでなく、Apple Watchでの日本語入力もより快適に行うことができるメリットがあります。
- Ultra2・Ultra1:49mm
- シリーズ10:46mm or 42mm
- シリーズ9・8:45mm or 41mm
- シリーズ7、6、5、4、SE1・SE2:44mm or 40mm
充電速度
Apple Watchの充電完了までの時間が毎年徐々にアップデートされています。各モデルの充電時間は下記の通り。
そこまで大きな差ではありませんが、Apple Watchは基本的に毎日充電する必要があるので、スピードは早いに越したことはありません。
予算に余裕があるなら急速充電対応のモデルをおすすめします。
- Ultra2・Ultra1:1.5時間(100%)/1時間(80%)
- シリーズ10:60分(100%)/30分間(80%)
- シリーズ9・8・7:75分(100%)/45分間(80%)
- シリーズ6:1.5時間(100%)/1時間(80%)
- シリーズ5 & 4 & SE:2.5時間(100%)/1.5時間(80%)
- シリーズ3:2時間(100%)/1.5時間(80%)
日本語入力
WatchOS 9でApple Watchは日本語入力(QWERTYキーボード)が可能になりました。
これによって今までは定型文しか送れなかったLINEの返事なども自由に入力することが可能に。
こちらの機能はベゼルレスディスプレイを採用しているApple Watch Ultra、シリーズ10・9・8・7に限定された機能となります。
電気心拍センサー
シリーズ5以降のApple Watchに搭載されている電気心拍センサー。
心拍数を記録し、数値に異常があると通知してお知らせしてくれる機能で、緊急時に医師の診断をサポートする健康記録としても活用することができます。
血中酸素濃度測定度と同じように日常利用することは少なく、お守りような存在の機能になってくるかなと思います。
衝突事故検出
車が激しく衝突したことを検知すると、緊急通報サービスにつなげてくれる機能。
デバイスに内蔵されている高重力加速度センサー、気圧センサーやマイクなどを駆使し、正面衝突、側面衝突、追突、横転の4種類を測定してくれるそう。
転倒検出機能と同様にお守りのような要素の強い機能です。
ダブルタップ(ジェスチャー)
2023年に発売されたApple Watch9やUltra 2に搭載されているダブルタップ機能。
親指と人差し指をダブルタップすることにより、カメラのシャッターを切ったり通話に応答したり、Apple Watchを遠隔操作することができます。
片手が塞がっている状態や腕をあげて画面を確認しづらい状態で重宝する機能です。
睡眠時無呼吸の通知
2024年に発表された新機能。Apple Watch Ultra2、シリーズ10、9で使用可能。
睡眠時のわずかな手首の動きなどを加速度センサーで検知することで睡眠の乱れや睡眠時無呼吸の兆候を特定することができる機能。
Apple Watchの選び方診断チャート
選ぶ際のポイントをチェックした上で下記の診断チャートをチェックすると、あなたにおすすめのApple Watchがすぐにわかります!
【2024年】おすすめのApple Watch
Apple Watchを選ぶ際に比較すべき項目12個を解説してきました。
これらを踏まえて、どのApple Watchがコスパが高くておすすめなのか、それぞれのモデルがどんな方におすすめなのかを詳しく紹介していきます。
Apple Watch SE 2(おすすめ度:★★★★★)
2022年9月に発売が開始されたApple Watch SE(第2世代)。
常時表示Retinaディスプレイや健康管理系機能は一部ありませんが、非常に安価な価格で購入できるのが魅力のモデルです。
Apple Watch OSのサポートは発売から5年ほどとなっていますが、2024年時点でも販売されているApple Watch SE(第2世代)なら長く愛用することが可能。
コスパを考えると一番おすすめできるApple Watchです。
- なるべく安くApple Watchが欲しい方
- 常時表示Retinaディスプレイは不要という方
- ワークアウトや睡眠の質計測などのが使えれば十分という方
- 事故検出機能が欲しい方
Apple Watch Series 9(おすすめ度:★★★★)
2023年9月に発売されたApple Watch Series 9。
シリーズ10と比べると充電速度がやや劣るものの、その他の機能面では特に劣っている部分がありません。
型落ち品となり、向こう一年ほどはAmazonなどでセール価格で販売されるのを期待できるのも魅力。
SEシリーズではやや物足りない、もう少しお金を払ってでも機能面の充実したアップルウォッチが欲しい方にとてもおすすめです。
- 常時点灯ディスプレイのApple Watchが欲しい方
- SEシリーズよりも健康管理面の機能が充実したモデルが欲しい方
Apple Watch Ultra(おすすめ度:★★★)
登山やダイバーなど過酷な状況下で使用することを想定して作られているApple Watch Ultra。
同時期に発売されたApple Watch 8の機能は全て備えた上で下記のような付加価値がついているのが魅力のデバイスです。
- 49mmの大画面
- 頑丈なチタニウム製
- 完全防水で水深100mの耐水機能
- 水深計・水温センサーを搭載
- バッテリー駆動時間は36時間(他モデルの2倍)
- 画面の明るさは最大2000ニト(他モデルの2倍)
おすすめ度を低くしたのは、普段遣い以外のシーンを想定して作られており、値段も12万超えとかなり高く、この記事の読者層とは離れていると思ったため。
アウトドア向けのタフなスマートウォッチとしては非常に魅力があるデバイスです!
- 登山やダイビングなど過酷な環境下でApple Watchを使用したい方
- ゴツくて大きな時計が欲しい方
- 長時間使用できるApple Watchが欲しい方
Apple Wath 10(おすすめ度:★★★)
2024年9月に発売されたApple Watch 10。
前モデルから画面サイズが1mmアップし、ボディの厚みが薄くなった点や新色のジェットブラックなどが登場しているのが特徴。
新規機能の睡眠時無呼吸の通知はシリーズ9でも使用することができるため、機能的なアップデートは充電速度が高速化した程度となっていてやや寂しい印象。
最新機種へ強いこだわりがない場合はシリーズ9を購入するのがベターだと思います。
- 最新モデルのApple Watchがほしい
- 46mmの大画面ディスプレイに魅力を感じる方
- 充電速度の速さに魅力を感じる方
- ジェットブラックなどのカラーバリエーションが気になる方
Apple Watch Ultra 2(おすすめ度:★★)
2023年9月に発売されたApple Watch Ultra 2。下記のような進化を見せており、よりアウトドアで便利に使用することが可能になっています。
- 画面の明るさが2,000ニトから3,000ニトに向上
- 使用可能な高度が500mから9000mまで拡大
- 低電力モードの連続稼働時間が最大60時間から72時間へアップ
- ダブルタッチ機能の追加
使用可能な高度が大幅にアップしているので、登山などが使用用途の場合はUltra 2を購入するのがおすすめです。
それ以外のアクティビティ用途であれば、これから価格も落ちるであろうUltra1を購入したほうがベターだと思います。
- 登山でApple Watchを使用したい方
保険に入るならモバイル保険がおすすめ
Apple Watchを購入する際には、故障時に安価で修理できたり、無償で消耗したバッテリーを交換できるApple Care+への加入を検討する方も多いと思います。
ただしApple Care+は下記のような点がイマイチ。
- 対象端末一台しか保障の対象にならない
- 保険料がやや高め
- 保障されるのは購入から2年間
そこでおすすめしたいのがモバイル保険。
月額700円で3台の端末を保障できるコスパの高い保険で、対象デバイスの幅広さも魅力です。
- スマートフォン
- タブレット
- スマートウォッチ
- ノートPC
- 携帯ゲーム機
- モバイルルーター
※WI-FIにつながって持ち運べる機器が保証対象
保証期間もApple Care+のように終わりがないので、長く安心して購入端末を使用することが出来るのも嬉しいポイント。
気になった方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください!
年間で10万円まで修理費用を補償
Apple Watchがあればできること
Apple Watchはスマートウォッチの中でも高価なデバイスです。購入を検討している方の中には、下記のようなことを思う方も多いのではないでしょうか。
- Apple Watchがあるとどんなことができるんだろう?
- もっと安い価格で売られているスマートウォッチでも十分なんじゃないの?
- Oura Ringなどのデバイスもあり?
本ブログでは上記のような疑問を解消できる記事を執筆しているので、ぜひチェックしてみてください▼
関連記事
Apple Watchのおすすめ周辺機器
Apple Watchは身につけるシーンやその日の気分でベルトやケースを交換することができるのも魅力の一つです。
また、日々快適に利用するためには充電しやすい環境を作るのも必須。
下記の記事では、Apple Watchを購入したら合わせて揃えたい周辺機器(保護フィルム/充電器/バンド/ケース)を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
【2024年】Apple Watchのおすすめアクセサリー&便利グッズまとめApple Watchを買うなら中古製品もおすすめ
Apple Watchはかなり成熟したプロダクトなので、やや進化した点が少なくなっているのが現状。
なので、安くApple Watchを購入するなら型落ちモデルを中古で購入するのがおすすめです。
数ある中古ショップの中でも一押しなのがイオシスです。
- 価格の安さがピカイチ
- 在庫数が豊富で希望するモデルが見つけやすい
- 中古品では3か月、未使用品では6か月の販売店保証
- ショップ独自の延長保証サービス「イオサポ」がある
数ある中古ECサイトの中でもイオシスは頭ひとつ抜けて端末の購入価格が安いです。
会社独自の保証延長サービス「イオサポ」もあるので、安心して中古スマホを購入することができます。
Apple Watchを買う際によくある質問
最後にApple Watchの購入を検討する際に多くの人が思い浮かぶであろう疑問を「よくある質問」としてまとめました。
- 常時表示ディスプレイ付きのApple Watchはどんな方におすすめ?
- Apple Watchをファッションの一部として楽しみたい方におすすめです。
- GPSとセルラーモデルはどう違う?
- Apple Watch単体でできることの幅が違いますが、多くの方がGPSモデルで満足できると思います。
- Apple Watchと格安スマートウォッチにはどんな違いがある?
- 低価格スマートウォッチは健康管理面の機能は優れているが、やれることが限定的です。健康管理+αの機能を求めるならApple Watchがおすすめです。
- Apple WatchはiPhoneがないと使用できない?
- Apple WatchはiPhoneとのペアリングが必須です。
- Apple Watchを安く買うならどこがおすすめ?
- Amazonでの購入がおすすめです。公式サイトとは値段が一緒ですが、購入時にポイントが付与されるため、お得に購入することが出来ます。
【2024年】Apple Watchの選び方&おすすめモデル まとめ
これから初めてApple Watchを購入するという方に向けて、アップルウォッチを選ぶ際にみるべきポイントを解説した上で、おすすめのモデルを紹介してきました。
Apple Watchは様々な選択肢があって一つを選ぶのが悩ましいですが、僕のイチオシはApple Watch SE第2世代です。
- 3万円台で購入可能とそこそこ安価
- 搭載されているスペックもそこそこ高機能
- セルラーモデルは実際あまり活用シーンがないのでGPSで十分
もし常時点灯ディスプレイやベゼルレスの画面が魅力に感じる場合はシリーズ9がおすすめ。
型落ちモデルになったので、これからセールで売り出されたり、中古の在庫も値下がりしていく可能性が高いからです。
この記事があなたのApple Watch選びの参考になれば幸いです。それでは、よいApple Watchライフを。