2025年からUGREENのNASync DXP2800を使用しています。
長期で見るとクラウドより安く収まるし、なによりNAS初心者でも手軽に導入できるのが購入の決め手でした。
ただ、こちらの製品は本体だけで5万円近くするうえ、NAS用HDDを揃えるとかなりの出費になるので、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、UGREEN NASync DH2300。
シンプルでNAS初心者でも迷わず扱える操作性はそのままに、機能を絞って価格を抑えたエントリーモデルで、「NASに興味はあるけど、いきなり高いのは怖い」という人にぴったりの1台です。
今回、メーカー様から提供いただき、約1週間じっくり使い込んでみたので、実際に使用して感じたメリット・デメリットを詳しく紹介します。
現在、公式サイト&AmazonにてUGREENのセールが実施中!
今回紹介するDH2300も15%オフの割引価格になっているほか、その他商品も最大15%OFFでの購入が可能です。
- 有効期限:2026/2/2 ~ 3/31
- 利用可能サイト:公式サイト / Amazon共通
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UGREEN NASync DH2300の概要

UGREEN NASync DH2300は、2025年に登場した個人・家庭向け2ベイNASキットです。
従来のNASにつきものだった「設定が難しい」「専門知識が必要」というハードルを徹底的に下げた、「はじめてのNAS」にドンピシャな製品です。
- NFCワンタッチ接続:スマホをかざすだけで初期設定が完了
- 独自OS「UGOS Pro」搭載:PCなしでスマホだけで運用可能
- 6 TOPS NPU内蔵:AI写真分類が高速
- 4K 60Hz HDMI出力:テレビに直結して動画再生
- 省エネ&静音設計:待機9.5W、24時間稼働OK
本体サイズは151×98×214mm、重量は約971g(HDD未装着時)とコンパクト。実際に手に取ると「え、こんなに軽いの?」と驚くレベルです。シルバーメタリックのミニマルなデザインで、リビングやデスクに置いても違和感なく溶け込みます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | Rockchip RK3576(8コア) |
| メモリ | 4GB LPDDR4(固定) |
| NPU | 6 TOPS |
| ドライブベイ | 2ベイ(3.5インチHDD / 2.5インチSSD対応) |
| 最大容量 | 60TB(30TB×2基) |
| RAID対応 | RAID 0 / RAID 1 / JBOD / Single |
| ネットワーク | 1GbE LAN × 1 |
| USBポート | 前面: USB-C 3.2 Gen1 × 1 / 背面: USB-A 3.2 Gen1 × 2 |
| HDMI | HDMI 2.0(4K 60Hz出力対応) |
| 消費電力 | 待機時: 約9.5W / アクセス時: 約13W |
| OS | UGOS Pro |
UGREEN NASync DH2300のメリット
ここからはUGREEN NASync DH2300を使用してみて感じた本製品のメリットをまとめていきます。
スマホをかざすだけの「NFCワンタッチ接続」

このNASの最大の魅力は、なんといってもセットアップの簡単さです。本体前面にNFC検知領域があって、スマホをかざすだけで専用アプリのダウンロードが始まります。そこからWi-Fi接続、初期設定まで、すべてスマホの画面に従っていくだけ。
従来のNASだと、まずIPアドレスを調べて、ブラウザからアクセスして、複雑なネットワーク設定をして…という手順が必要でした。DH2300なら、HDDの取り付け時間を除けば約5分程度で基本設定が完了します。
NAS導入の心理的ハードルを大きく下げてくれる、画期的な機能だと思います。
月額不要の「自分専用クラウド」でコスト削減

スマホで写真をたくさん撮ったりする人の中には下記のような悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
- iCloudの容量がいっぱいで、追加プランに課金し続けるのが地味にキツい
- Googleフォトの無料枠がなくなってから、毎月のストレージ代がバカにならない
そんな悩みを解決してくれるのがDH2300です。
初期投資(本体+HDD代)こそかかりますが、その後の月額費用は完全にゼロ。自宅に設置した最大60TB(30TB×2基)のストレージに、外出先からスマホでアクセスしたり、家族や友人と写真を共有したりできます。まさに「自分専用のクラウド」を持ち歩いている感覚ですね。
Google One代が年間1万円近くになっている人も少なくないと思いますが、長期的に見ればNASのほうが圧倒的にコスパがいい。
しかも、クラウドサービス側でトラブルが起きたり、料金体系が急に変わったりしても、手元にデータがあれば安心です。この「心の保険」的な価値も、意外と大きいんですよね。
AIアルバム整理と自動バックアップ
スマホユーザーを強く意識した機能が充実していて、特に写真管理機能がかなり優秀です。独自OS「UGOS Pro」の専用アプリを入れておけば、Wi-Fi環境下でスマホ内の写真や動画を自動的にNASへバックアップしてくれます。いちいち手動で転送する必要がないのは、想像以上に快適。
さらに驚いたのが、AI機能による自動分類。DH2300には6 TOPS NPU(AI処理専用プロセッサ)が搭載されており、保存された写真を「人物(顔認識)」「シーン」「場所」「テキスト」「オブジェクト」などで高速に自動整理してくれます。
手動でフォルダ分けする手間が省けるだけでなく、「あの時の写真どこだっけ?」と探すストレスからも解放されます。
家族で使っていると、「お父さんの写真」「子どもの写真」みたいなアルバムが自動で完成するのも嬉しいポイント。Googleフォトの便利機能をローカルで再現できている感じですね。NPUのおかげで処理も速く、大量の写真があっても待たされる感覚がほとんどありません。
4K 60Hz出力対応のシアター機能と静音・省エネ設計

背面にHDMI 2.0ポートを搭載していて、テレビやモニターに直接4K 60Hz出力ができます。つまり、NAS内の動画をFire TV Stickなどを介さずに大画面で再生できるわけです。子どもの運動会の動画を撮ったその日に、リビングのテレビで家族みんなで見る…なんて使い方が簡単にできます。
なおNASは24時間稼働が前提なので、電気代と騒音が気になるところですが、DH2300は待機時の消費電力が約9.5W、アクセス時でも13W前後と非常に省エネ。ファンも静音設計で、実際にPC横に置いて使っていますが、動作音はほとんど気になりません。寝室や書斎に置いても問題ないレベルです。
シンプルなデザイン

DH2300は手軽に使用できるだけでなくデザインの美しさも大きなポイント。高級感のあるシルバーメタリックのボディは「いかにもNAS」という機械感がまったくありません。
リビングの棚に置いても、デスクの上に置いても、インテリアに自然と溶け込みます。この「出しっぱなしにできるデザイン」って、家庭用NASとしてはかなり重要なポイントだと思います。
UGREEN NASync DH2300のデメリット
ここからはUGREEN NASync DH2300を使用してみて感じた本製品のデメリットをまとめていきます。
拡張性の制限(メモリ固定・1GbE)

初心者向けにスペックと価格のバランスが調整されている分、ヘビーユーザーには下記のような点で物足りなく感じるかもしれません。
- メモリは4GB固定で増設ができない
- ネットワークポートも1GbE(ギガビット)止まり
これが何を意味するかというと、Dockerや仮想マシンといった高度な機能には非対応ということ。自宅サーバーとして複雑な処理をさせたいエンジニアや、動画編集のために超高速転送したいクリエイターには向いていません。
ただし、スマホからのアクセスやWi-Fi経由でのバックアップには十分なスペック。「普通に写真や動画を保存して、家族で共有したい」という用途なら、まったく問題ありません。
より高速な2.5GbEや4ベイの拡張性を求めるなら、上位モデルの「NASync DH4300 Plus」を検討した方が良いでしょう。
SDカードスロット非搭載

カメラで撮った写真や動画をNASに取り込みたい人は要注意。DH2300にはSDカードスロットが搭載されていません。
SDカードのデータをNASに転送するには、一度PCやスマホを経由するか、別途カードリーダーを用意してUSBポート経由で接続する必要があります。
ネットワーク経由での転送でもそこまでストレスは感じませんが、大量の動画データを扱う場合はローカル環境で直接転送したほうが確実に速いので、この点は少し手間に感じるかもしれません。
なお、上位モデルのNASync DXP4800 Plus以上にはSDカードスロットが搭載されています。カメラユーザーで頻繁にSDカードからデータを取り込む方は、上位モデルも検討してみてください。
アプリや機能がまだ発展途上

SynologyやQNAPといった老舗メーカーと比べると、DH2300はまだ新しい製品。そのため、サードパーティ製アプリのラインナップが少なく、「あれもこれも入れてカスタマイズしたい」という人には物足りないかもしれません。
また、UGOS Proやアプリの一部に翻訳調の不自然な日本語が残っているという指摘もあります。使用に支障が出るレベルではないですが、細かいところが気になる人は注意が必要です。ただ、このあたりはアップデートで改善されていく可能性が高いと思います。
HDDは別売りで初期費用がかかる

「最大60TB」という数字は魅力的ですが、本機はストレージ別売りのNASキットである点に要注意。別途、耐久性の高いNAS専用HDDを用意する必要があります。
運用はデータ保護のためにHDD 2台によるRAID 1(ミラーリング)が基本。つまり「本体+HDD 2台」の予算確保が必須です。
僕はUGREEN NASync公式サイトの製品互換性リストの中にある Western Digital WD40EFPXを愛用してます。
また、もう一点揃えておくと安心なのがUPS(無停電電源装置)です。24時間稼働するNASにとって、書き込み中の突然の停電は致命的なデータ破損を招きかねません。
UGREEN純正の専用UPSなら、停電検知から自動シャットダウンまでを完結。「本体+HDD+UPS」の3点セットを、導入時の標準予算として考えておくのが正解です。
DH2300と上位モデル(DXPシリーズ)の比較
UGREENのNASラインナップには、DHシリーズ(本機)DXPシリーズがあります。両者の違いを比較表でご紹介します。
簡単に言うと、DH2300は「シンプルに使いたい人向け」、DXPシリーズは「がっつりカスタマイズしたい人向け」です。
「写真や動画のバックアップができればOK」という人にはDH2300で十分。逆に「Dockerでサービスを動かしたい」「10GbEで爆速転送したい」という人は、最初から上位モデルを検討したほうがいいでしょう。
| モデル | DH2300 | DH4300 Plus | DXP 2800 | DXP 4800 Plus |
|---|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| CPUモデル | Rockchip RK3576 | Rockchip A76+A55 | Intel® N100 | Intel® Pentiume Gold 8505 |
| CPUアーキテクチャ | 8 cores | 8 cores | X86 4 Cores 4 Threads | X86 5 Cores 6 Threads |
| RAM | 4GB LPDDR4 | 8GB LPDDR4X | 8GB DDR5 | 8GB DDR5 |
| 拡張可能 | 不可 | 不可 | 16GBまで拡張可能 | 64GBまで拡張可能 |
| フラッシュ メモリ | 32GB eMMC | 32GB eMMC | 32GB eMMC | 128GB SSD |
| システム | UGOS Pro | UGOS Pro | UGOS Pro | UGOS Pro |
| SATA ドライブ ベイ | 2 | 4 | 2 | 4 |
| RAID | JBOD/Basic/RAID0/RAID1 | JBOD/Basic/RAID0/1/5/6/10 | JBOD/Basic/RAID0/RAID1 | JBOD/Basic/RAID0/1/5/6/10 |
| 最大ストレージ | 60T(30T x 2) | 120T(30T x 4) | 76T(30T*2+8T*2) | 136T(30T*4+8T*2) |
| LAN ポート | 1GbE x 1 | 2.5GbE x 1 | 2.5GbE*1 | 2.5GbE*1+10GbE*1 |
| USB A | 3.2 Gen 1 x 2 | 3.2 Gen 1 x 2 | 3.2 Gen 2 x 1 3.2 Gen 1 x 1 2.0 x 2 | 3.2 Gen 2 x 1 3.2 Gen 1 x 1 2.0 x 2 |
| USB C | 3.2 Gen 1 x 1 | 3.2 Gen 1 x 1 | — | 3.2 Gen 2 x 1 |
| SD カード リーダー | — | — | — | SD 3.0 |
| HDMI | 4K 60Hz | 4K 60Hz | 4K 60Hz | 4K 60Hz |
| サイズ | TBD | L155 x W155 x H215.7 mm | L231 x W109 x H177 mm | L257.5 x W178 x H178 mm |
| リンク | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る |
DH2300はこんな使い方におすすめ
DH2300を実際に使ってみて、「こういう人には特に刺さるだろうな」と感じたシーンをいくつか挙げてみます。
- 家族のスマホ写真バックアップ
- iPhone・Android両対応の自動バックアップで、家族全員の写真をNASに集約。AI顔認識で人物ごとに自動整理してくれるので、「おじいちゃんに孫の写真を見せたい」なんて時にすぐ探せます。
- 子どもの動画を大画面で見る
- 運動会や発表会の動画をNASに入れて、HDMI経由でテレビに即再生。Fire TV Stickを介さずダイレクトに4K 60Hz出力できるので、撮ったその日に家族で鑑賞会ができます。
- 仕事ファイルの一元管理
- 在宅ワークでPC↔スマホ間のファイル移動が面倒な人に。NASを挟めば、出先でも自宅でも同じデータにアクセスできます。共有フォルダを作ってチームで使うことも可能。
- 月額クラウドからの脱却
- iCloudやGoogle Oneの月額課金が年間1万円近くになっている人は、NAS導入で長期的にコスト削減できます。「毎月払い続ける」から「一度買えば終わり」への転換ですね。
UGREEN NASync DH2300 レビューまとめ
UGREEN NASync DH2300を数週間使い込んでみて感じたメリット・デメリットをまとめてきました。
改めて振り返ると下記の通り。
- NFCタッチで約5分の簡単セットアップ
- 月額不要で最大60TBの自分専用クラウド
- 6 TOPS NPU搭載でAI写真分類が高速
- スマホから自動バックアップで手間いらず
- 4K 60Hz HDMI出力でテレビ直結再生
- 待機9.5Wの省エネ&静音設計
- 30,880円という手頃な価格設定
- メモリ4GB固定で増設不可
- 1GbE止まりで高速転送には物足りない
- Docker・仮想マシン非対応
- SDカードスロット非搭載
- HDD別売りで初期費用がかかる
- サードパーティアプリが少なめ
個人的には、これほど手軽にNAS環境を構築できる製品に出会えて、非常に満足しています。スマホの写真バックアップや家族との共有が、クラウドの月額課金なしで実現できる。これだけで、導入した価値は十分にありました。
もちろん、SynologyやQNAPの上位モデルなら、Dockerでサービスを動かしたり、10GbEで爆速転送したりと、より高度な使い方ができます。拡張性やカスタマイズ性を重視するエンジニアやクリエイターには、そちらがベストな選択肢になるでしょう。
しかし、「NASは難しそうで手が出なかった」という人や、「スマホの容量不足を解消したい」「クラウドの月額課金から解放されたい」という人にとって、このDH2300は現時点で最高の選択肢だと断言できます。“借りるストレージ”から”持つストレージ”へ。「最初の1台」として、これ以上ない製品です。
気になった方は、ぜひ公式サイトやAmazonをチェックしてみてください!
- 有効期限:2026/2/2 ~ 3/31
- 利用可能サイト:公式サイト / Amazon共通







