これまでに複数の左手デバイスと呼ばれるガジェットを紹介してきました。
アプリケーションの頻出する機能をワンタッチで呼び出したり、効率よく操作できるようになるので、デスクに一つ置いておくと便利です。
そんな僕が最近気になっている左手デバイスがありました。
そこで今回購入してみたのがMX Creative Consoleというアイテム。
普段愛用しているロジクール製キーボードやマウスとの親和性も高く、期待通りの使いやすさを誇っている優秀な左手デバイスだったので、本記事にて紹介したいと思います。
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ロジクール MX Creative Consoleの外観
今回購入したMX Creative Console。
キーボード・マウスなど様々なPC周辺機器を手がけているロジクールから初めて発売された左手デバイスです。
さっそくパッケージを開封してみると付属品がずらり。
- MX Creative Keypad
- MX Creative Dialpad
- MX Creative Keypad スタンド
- USBーCケーブル
- 説明書
こちらがMX Creative Consoleの本体。カラーはブラックとホワイトの2色展開で今回は後者を選んでいます。
2つのパッドが独立している構造となっていてレイアウトを調整しやすいのが特徴。
9つのキーボードから構成されているMX Creative Keypad。
あらかじめ登録しているアプリケーションをワンタッチで立ち上げたり、頻繁に使う機能をさくっと立ち上げることができるようになります。
後述しますが、こちらのアイテムは有線接続が必須となっているのが注意点。
6つのダイヤル・ボタンが搭載されているMX Creative Dialpad。
各アプリケーションのパラメータなどを直感的に変更することができるようになるアイテムです。
こちらは無線接続ができる仕様となっています。
MX Creative Consoleのメリット・良い点
ここからはロジクール MX Creative Consoleを使用して感じた本製品のメリットを5つに分けて紹介していきます。
デバイスの設定が簡単
左手デバイスは最初のセットアップが少し面倒な場合が多いのですが、MX Creative Consoleは設定方法がとても簡単です。
気軽に使い始めることができるので初めて左手デバイスを使い始めるという方にとてもおすすめ。
簡単にMX Creative Consoleの設定方法を紹介していきます。
選択したいパッドを選び、「キーのカスタマイズ」を開く。
キーのカスタマイズを開くと左側にMX Creative Dialpad or MX Creative Keypadの絵が表示されて、割り当てることができる各種機能が並んだ状態。
必要な機能をドラックアンドドロップで割り当てると、その内容がすぐに反映されます。
LightroomやPhotoShopといったアプリケーションを独自カスタマイズするにはロジマーケットプレイスにアクセス。
各種プロファイルやプラグインをインストールしましょう。
インストール後はSTEP3と同じ要領でキーのカスタマイズを進めましょう。
学習コストが低い
過去に複数の左手デバイスをレビューしていますが、ボタンやホイールの数が多くて使い方に慣れるまでに時間がかかる製品も多くありました。
多機能さと学習コストは反比例します。
でもMX Creative Consoleは2つのパッドどちらも操作周りがシンプルで、気軽に使い始めることができます。
- MX Creative Keypad
- 3×3の9マスのボタン、ページ送りボタン
- MX Creative Dialpad
- 4つのボタン、2つのホイール
僕は記事執筆時点で2週間ほど本製品を使ってますが、2~3日使えばもう操作感にはすっかり慣れたという感じでした。
多機能すぎると逆に使いづらそう…と感じていた方にぜひおすすめしたいアイテムです。
できることが豊富
本製品を用いると各アプリケーションの頻出ショートカットやアクションを1タッチで呼び出したり、各種パラメータをホイールで直感的に操作することができます。
ただそれだけじゃなくて、下記のような使い方ができるのも本製品の魅力です。
- よく閲覧するWebサイトのワンタッチでアクセス
- よく入力する文章をワンタッチで呼び出し
使い込むほどに自分の手に馴染んでいきますし、カスタマイズを設定していると自分の日々の仕事の効率化を真剣に考えるきっかけになるはず。
まだやれることを全て把握できてないので、もっと使い込んでいきたいところ。
分離しているから好みのレイアウトで作業できる
MX Creative Consoleは2つのアイテムが分離しているので、作業環境に応じて自由に配置を変えられるのが便利。
僕は写真のようにキーボードの左側にMX Creative Dialpad、トラックボールマウスの下にMX Creative Keypadを置くレイアウトが好みです。
ちなみにMX Creative Dialpadはワイヤレス接続可能なので、外出する時にも気軽に持ち運んで作業の補助をするといった使い道もありかも。
LogiBolt対応
Bluetoothを使用してマウスやキーボードを無線接続しているとたまに反応が遅い時があります。
特にMacBookをクラムシェルモードに切り替えた直後はこの傾向によく陥っていました。
こんなBluetooth接続の不安定さを解消するため、普段愛用しているMx keys MiniやERGO 575SはLogiBoltで無線接続するようにしています。
MX Creative ConsoleはありがたいことにLogiBoltに対応にしています。
キーボードやマウスと同様に安定した環境でワイヤレス接続ができるのが便利だと感じました。
Adobe Creative Cloudが3ヶ月分無料になる
MX Creative Consoleを購入すると月額7,780円のAdobe Creative Cloudを3ヶ月無料で使用することができます。
すでに同サービスを契約している方も対象です。
MX Creative Consoleの価格は3万円弱しますが、サブスク費用が浮くことを考えると、実質の購入金額が下がるのでとても良いと感じました。
MX Creative Consoleのデメリット・欠点
ここからはロジクール MX Creative Consoleを使用して感じた本製品のデメリットを2つに分けて紹介していきます。
接続方式とバッテリー駆動方式が2つのパッドで異なる
MX Creative Consoleは接続方式とバッテリー駆動方式がそれぞれ異なります。
このちぐはぐ感は正直ちょっと気持ち悪く感じてしまいます…。
- MX Creative Keypad
- 有線接続 / USBケーブルより給電
- MX Creative Dialpad
- 無線接続 / 乾電池で駆動
何かしら理由があって今の仕様に落ち着いているとは思うのですが、ぜひ次回作は両方ともワイヤレス充電、USB-C充電に対応して欲しいところ。
ロジ・マーケットプレイスで選べるファイルが少ない
MX Creative Consoleを効率よく設定する際にはロジマーケットプレイスにアクセスして各種アプリの「プロファイル」や「プラグイン」をインストールする必要があるのですが、バリエーションがやや少ない印象です。
Adobe製品やFinal Cut Pro、zoomといった定番アプリのファイルは用意がありますが、ちょっとニッチなソフトは見つかりません。
僕がメインで使いたいアプリは網羅されていましたが、今後バリエーションが増えていくことを期待したいところ。
ロジ・マーケットプレイスはMX Creative Console購入までもアクセスすることができます。
普段使っているアプリケーションの「プロファイル」や「プラグイン」があるかは事前にチェックしておきましょう。
参考 ロジマーケットプレイスロジクールロジクール MX Creative Console レビューまとめ
ロジクール MX Creative Consoleを使用してきた感想をまとめてきました。
改めて本製品のメリット・デメリットをまとめると下記の通り。
- デバイスの設定が簡単
- 学習コストが低い
- できることが豊富
- 分離しているから好みのレイアウトで作業できる
- LogiBolt対応
- Adobe Creative Cloudが3ヶ月分無料
- 接続方式とバッテリー駆動方式が2つのパッドで異なる
- ロジ・マーケットプレイスで選べるファイルが少ない
ボタンやホイールの数が必要最低限で学習コストが低い点や、設定のしやすさが優秀で左手デバイスを導入し始めたい方にとてもお勧めできる製品だと感じました。
今後はこのアイテムを一軍デバイスとして使用して効率よく仕事を片付けていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で。