アップルウォッチにはGPSモデルとGPS+セルラーモデルという2つの種類があります。
いざApple Watchを購入しようと思うと「どちらの種類を購入すれば良いの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
簡単にまとめると、両者のできることの違いは下記のとおり。
- Apple Watch単体で出来る範囲
- ランニングコスト
- 選べる素材の種類
- デジタルクラウンのデザイン
- ファミリー共有の有無
本記事ではこれらの違いを具体的に解説した上で、GPSモデル・セルラーモデルがそれぞれどんな方にオススメなのかまとめています。
アップルウォッチ選びが一歩前進する内容となっているので、ぜひチェックしてみてください!
関連
タップできる目次
違い①Apple Watch単体で出来る範囲
Apple WatchのGPSモデルとセルラーモデルでは通信方式が下記のように異なります。
- GPSモデル
- iPhoneの通信を使って機能する
- セルラーモデル
- Apple Watch単体での通信が可能
これによってApple watch単体でできることに差が出ます。具体例を挙げると以下の通り。
GPSモデル | セルラーモデル | |
---|---|---|
電話受取、発信 | × | ◯ |
メッセージ送受信 | × | ◯ |
ストリーミング再生 | × | ◯ |
地図アプリ閲覧 | × | ◯ |
天気アプリ確認 | × | ◯ |
ワークアウト トラッキング |
◯ | ◯ |
アクティビティ トラッキング |
◯ | ◯ |
Apple Pay支払い | ◯ | ◯ |
Suicaのチャージ | ◯ | ◯ |
Suicaで改札を通る | ◯ | ◯ |
ワークアウトやアクティビティのトラッキング、Apple Pay支払いといった機能はGPSモデルでもApple Watch単体で使用することは可能なのは意外と知られていないポイント。
音楽アプリやメッセージアプリなどがiPhoneが近くにない状態で使いたいかどうかが、GPS or セルラーモデルを選ぶ際の重要なポイントです。
- iPhoneを持たずに音楽を聴きながらランニングできる
- iPhoneのバッテリーが切れても連絡が取れる
GPSモデルとセルラーモデルのできることの違いは公式サイトも参考になります▼
参考 iPhone が近くにない状態で Apple Watch を使うApple公式サイト違い②ランニングコスト
セルラーモデルのApple Watchで通信するためには、iPhoneと同じ通信キャリアでの契約が必要になります。
Apple Watchセルラーモデルを契約できるのは大手3大キャリアをはじめとした下記の通信キャリアのみ。その他の格安SIMには対応していないので注意が必要です。
キャリア | サービス名 | 月額料金 |
---|---|---|
ドコモ | ワンナンバーサービス | 550円 |
au | ナンバーシェア | 385円 |
SoftBank | Apple Watchモバイル通信サービス | 385円 |
楽天モバイル | 電話番号シェアサービス | 550円 |
ahamo | ワンナンバーサービス | 550円 |
irumo | ワンナンバーサービス | 550円 |
違い③選べる素材の種類
GPSモデルとセルラーモデルではApple Watch本体に使用されている素材のバリエーションが異なります。
両者を比べるとセルラーモデルの方が選べるバリエーションが豊富です。
アルミニウム | スレンレス | チタニウム | |
---|---|---|---|
GPS | ◯ | × | × |
セルラー | ◯ | ◯ | ◯ |
Apple Watch series7(45mm / セルラーモデル)を例に、素材ごとの違いをまとめると以下の通り。
ステンレスやチタニウムはアルミニウムに比べると値段が高いですが、高級感がある、傷がつきづらいといったメリットがあることがわかります。
アルミニウム | ステンレス | チタニウム | |
---|---|---|---|
最低価格 | 64,800円 ~ | 88,800円 ~ | 100,800円 ~ |
剛性 | △ | ◯ | ◯ |
色 | スターライト、ミッドナイト ブルー、グリーン、レッド |
シルバー、ゴールド、グラファイト | シルバー、スペースブラック |
見た目 | あまりツヤ感がない | 光沢があり高級感がある | ステンレスよりも落ち着いた光沢感 |
違い④デジタルクラウンのデザイン
GPSモデルとセルラーモデルのApple Watchは素材だけでなくデジタルクラウンのデザインも異なります。
GPS + CellularモデルのApple Watchはデジタルクラウンに赤いリングが刻印されているのが特徴です。
違い⑤ファミリー共有
セルラーモデルのApple Watchはファミリー共有に対応しています。
この機能を使うと1つのiPhoneで複数のApple Watchを管理することが可能に。
例えばセルラーモデルのApple Watchを小さなお子さんに持たせておけば、Apple Watchに電話をして、離れていてもコミュニケーションを取ることができるようになります。
セルラーモデルのApple Watchの月額料金は300~500円ほどなので、スマホを契約するよりも安い価格で、キッズケータイの代替として使えるのは嬉しいポイントです。
参考 家族のApple Watchを設定するApple公式サイトアップルウォッチ GPS or セルラーどっちがおすすめ?
Apple Watch GPSとセルラーモデルの違い5つをここまで解説してきました。
これらを踏まえて、両モデルがそれぞれどんな方におすすめなのかをまとめていきます!
GPSモデルがおすすめの方
iPhoneとBluetooth接続して使うのが基本のGPSモデル。主に下記のような方におすすめのモデルです。
基本的に初めてApple Watchを購入するならこちらを選択しておけば問題ないのではないかと思っています。
- Apple Watch単体で出来ることに魅力を感じなかった
- なるべく安くApple Watchを購入したい
- ランニングコストはかけたくない
- iPhoneの通信キャリアが格安SIMである
GPSモデルもWiFi環境下ならApple Watch単体で使える
Apple WatchはWi-Fi接続することが可能です。
Wifiスポットがあれば、GPSモデルもセルラーモデルと同じような使い方ができるということはぜひ覚えておきましょう。
参考 Apple WatchをWi-Fiネットワークに接続するApple公式サイトセルラーモデルがおすすめの方
iPhoneと同じ通信キャリアに申し込むことでApple Watch単体で通信できるセルラーモデル。
Apple Watch単体で使いたいというニーズがはっきりある方におすすめのモデルです。
- Apple Watch単体でランニングをしたい
- iPhoneのバッテリーが切れても連絡を取ったり、音楽を聴きたい
- 災害時や緊急時に備えたい
- 高級素材のApple Watchが欲しい
- iPhoneの通信キャリアがdocomo、au、ソフトバンク、楽天モバイル、ahamoである
- ファミリー共有設定済みのApple Watchを子供に持たして、最低限の連絡が取れる状態を作りたい方
ステンレス、チタニウムモデルを契約なしで使うのもアリ
大手キャリアと契約しなければ、セルラーモデルのApple WatchをGPS専用モデルとして使うことができます。
Apple Watch単体での通信は不要。
でも、ステンレスやチタニウム素材のApple Watchが欲しいという方は、Amazonや中古ECサイトでセルラーモデルの製品を購入しましょう。
GPSとCellularモデルを選ぶときによくある質問
最後にApple Watch GPSとCellularモデルどちらを買うか悩むときに多くの人が思い浮かぶであろう疑問を「よくある質問」としてまとめました。
- GPSとセルラーモデルはどう違う?
- Apple Watch単体でできること、選べる素材、ランニングコストが違います。
- Apple Watch GPSとCellularモデルはどうやって見分け方ることができますか?
- デジタルクラウンに赤いリングのマークがあるのがセルラーモデル、赤いリングのマークがないのがGPSモデルになります。
- セルラーモデルのApple Watchを契約しないで使うことはできますか?
- AmazonなどでセルラーモデルのApple Watchを購入すればGPSモデルのように使用することができます。ランニングコストは払いたくないけど、ステンレスやチタニウム素材のApple Watchがほしい方におすすめです。
- セルラーモデルのApple Watchはどうやって契約するのですか?
- Apple Watchのセルラー契約は、大手3キャリア+楽天モバイル+ahamoから選ぶことになります。iPhoneのの契約をした上で、Apple Watch通信のオプションに加入することで契約ができます。
Apple WatchセルラーモデルとGPSモデルのできることの違いまとめ
Apple WatchのGPSモデルとGPS + Cellularモデルのできることの違いを解説した上で、それぞれどんな方におすすめかを紹介してきました。
改めてまとめると以下の通り。
- iPhoneがないとやれることが限定的
- 月額のランニングコストが発生しない
- 使用素材の選択肢は一つ
- iPhoneがなくてもできることが豊富
- 月額のランニングコストが発生する
- 使用素材の選択肢が複数ある
- iPhoneと同じキャリアでの契約が必要(格安SIMは不可)
- ファミリー共有が使える
Apple Watch単体で出来ることが増えると便利なのは間違いありません。
しかし、ランニングコストが発生することや購入費用が高くなることを考えると「まずはGPSモデルを購入するのが個人的にはおすすめ」というのが本記事の結論です。