おすすめのガジェットまとめ

BenQ EW3280U レビュー!仕事にもコンテンツ視聴にも最適なおすすめ4Kモニター

BenQ EW3280U レビュー!仕事にもゲームにも使えるおすすめ万能4Kモニター

MacBookをクラムシェルモードで使っている僕にとって必需品とも言える外部モニター。

在宅勤務が始まり、PCデスク周りの環境を本格的に整え始めたタイミングからLGの34インチウルトラワイドモニターをずっと使ってきました。

作業領域がぐっと広がり、とても使いやすいモニターではあったのですが、下記のようなデメリットがあり、それを補おうとしてきた結果、デスク周りのものが増えたのが気になり始めていたんです。

  • USB-C1本でMacBookと接続・給電ができない
  • スピーカー非搭載
そこで今回導入したのがBenQ EW3280Uという4K・32インチモニター。

上記の不満点をすべて解消してくれるかつ、付加価値モリモリの素晴らしいモニターだったので紹介します。

この記事の著者

ガジェットブロガー・タカヒロのアイコン

タカヒロ

ガジェットブロガー

買ってよかったモノについて発信する月間45万PVの個人ブログです。「正直なレビュー」をモットーに2015年のブログ開設から300以上の商品を紹介しています!

運営者情報・メディア掲載

4Kモニター BenQ EW3280Uの外観

今回提供いただいた4K32インチモニターのEW3280U。数多くの液晶モニターを手掛けるBenQから2020年4月に発売された製品です。

BenQ EW3280Uの製品パッケージ

大きなパッケージを開封すると付属品がずらり。

BenQ EW3280Uの付属品一覧

BenQ EW3280Uの付属品
  • モニター本体
  • モニタースタンド(支柱)
  • モニタースタンド(土台)
  • リモコン用ゴムスペーサー
  • リモコン
  • HDMIケーブル
  • USB-Cケーブル
  • 電源ケーブル
  • 説明書と保証書

説明書通りにささっと組み立て、PCデスクの上に置いた感じはこちら。

スピーカー部分がメタリックなブラウンカラーとなっていて、無垢天板のデスクに馴染んでいるのがすごく良い。

EW3280Uをデスクに置いた様子

モニターは黒一色のありきたりなデザインのものが多いと思うのですが、このちょっとしたアクセントにすごくオリジナリティを感じます。

EW3280Uをデスクに置いた様子

PCスタンド部分は配線を隠して収納できるになっているので、デスク周りがきれいに見えます。3~4本ぐらいのケーブルを通すことができそう。

EW3280Uのケーブル収納部分

モニター本体の裏側に搭載されているインターフェイスは全部で5つ。

  • ヘッドホン出力端子
  • HDMI(4K @60 Hz)
  • HDMI(4K @60 Hz)
  • Display Port(4K @60 Hz)
  • USB-C(4K @60 Hz / 給電は60 W)

EW3280Uのインターフェイス

モニター裏右側には画面設定をいじるコントロールパネル。十字キーなどもあり操作しやすいですが、付属リモコンで操作可能なので、あまり出番はなさそうです。

EW3280Uのコントロールパネル

BenQ EW3280Uのスペック

BenQ EW3280Uで作業する様子

簡単に外観をチェックしたあとはEW3280Uのモニターとしての基本スペックを紹介します。

IPS液晶パネル採用

PCモニターの駆動方式は主に3種類あり、EW3280UはIPS液晶パネルを採用したモニターとなっています。

視野角が広く、どの角度からでも画面が綺麗に見えやすいことや細かい色の違いなどもハイコントラストで明瞭に表現することができるのが特徴です。

TN VA IPS
値段 安価 普通 高価
視野角 狭い 若干狭い 広い
応答速度 少し速い 遅い 若干遅い
発色 少し悪い 良い 普通

表面加工はノングレア採用

EW3280Uは表面加工にノングレア(非光沢)を採用しており、液晶モニター画面に自分の顔や室内の照明などの映り込みを防ぐことができるようになっています。

モニターに映し出されている情報以外の視覚情報が少なくて済むため、目への負担が軽く済むというのが大きなメリットです。

グレアパネル ノングレアパネル
コントラスト
反射(映り込み) あり ほぼ見えない
メリット 綺麗に映る 長時間見ても目が疲れにくい
デメリット 目が疲れやすい 画面が白っぽくなる

リフレッシュレートは60Hz

EW3280Uのリフレッシュレートは60Hzとなっており、PCモニターとしては標準的な値です。

激しい動きが伴う場合でも、ある程度滑らかに表示され、チラツキを感じることはほとんどありません。

リフレッシュレート

1秒間に画面が何回書き換わったかを計る値

BenQ EW3280Uの良いところ・メリット

EW3280Uの外観・モニターの基本スペックを紹介したあとは、本製品を一週間ほど使ってみた感想を紹介。

まずは使ってみて良いと思ったところを6点まとめていきます。

HDRiモードが秀逸

僕はPCモニターでAmazonPrimeなどのコンテンツを視聴することが多いです。

4K映像楽しめるのはもちろん素晴らしいのですが、それに加えてBenQ独自の「HDRi」モードが映像の美しさを引き立たせてくれます。

HDR

明暗の階調表現を豊かにする機能。

HDRをオンにするとコントラストがはっきりしてクリアな画質になったり、白飛び・黒つぶれした箇所が軽減され、よりリアルな映像に近づかることが可能になる

こちらは通常モードとHDRiの映像の写りを比較した写真。

BenQ EW3280UのHDRモードを比較した写真

写真だと魅力が伝わりづらいかもしれませんが、HDRモードをオンにすると、ぐっと映像の鮮明さが増すので映像をより美しく楽しむことができるようになります。

映画やゲームをする時にぜひ活用したい機能です。

MacBookに限りなく近い色味を再現できる

僕は写真を現像したり、Photoshopなどのソフトで画像を編集することが多いんですが、外付けモニターとMacBookのディスプレイでの色味が合わなくて困ることがこれまで多々ありました。

EW3280Uはカラー設定の中に「M–Book」というものがあり、これを選ぶと一発でMacBookのディスプレイに限りなく近い色味を出力事が可能です。

EW3280Uのカラーモード設定画面

実際に選択して画面を見比べてみると精度もかなり高いです。

これなら外部モニター使用時もMacBookのみで作業するときも色味の差を気にせずに編集作業ができます。

EW3280UとMaBookの色味の違いを比較

内蔵スピーカーの音質が良い(treVoloスピーカー搭載)

EW3280Uは、モニター正面に出力2Wのステレオスピーカー、そして背面に出力5Wのサブウーファーを搭載しています。

いわゆるホームシアターシステムの2.1ch構成と呼ばれるものなのですが、PCモニターでこの仕様は珍しい。

EW3280Uのサブウーファーを撮影した写真

2.1ch構成

前方スピーカーから基本的な音を、サブウーファーから重低音を出力することで、立体的なサウンドを楽しめるようにするホームシアターシステムの構成

実際こちらのモニターで映画を鑑賞してみましたが、ノートPCから音を出したときとは明らかに音の迫力が違いました。

背面のサブウーファーから出力される重低音の影響が大きいのですが、外付けスピーカー不要でこれだけ臨場感の音が出るのはすごいです。

タカヒロ

高精細な映像と迫力のある音のあわせ技で、没入感のある視聴体験ができちゃいます!

USB-C1本でMacBookと接続・給電可能(60W出力)

EW3280UはUSB−TypeCケーブル一本接続するだけでノートPCのモニター出力と給電を行うことが可能です。

2つの役割を一本のケーブルでまかなえると、デスク周りの周辺機器が減ってスッキリするし、作業を開始する時の手間が省けて便利。

EW3280UでMacBookを給電しながら作業する様子

出力数も60Wそこそこ強力で小型~中型サイズのノートPCまでなら給電が可能です。

大型PCで出力数が足らない場合は、充電しているのにも関わらずバッテリー残量が減っていく状況になるので注意。

目安までにMacBookの各モデルごとに必要なワット数を紹介しておきます。

モデル 出力W数
MacBook Air 13 30W
MacBook Pro 13 61W
MacBook Pro 16 96W

タカヒロ

これからノートPC用の外部モニターを買うなら、USB-TypeC給電に対応しているのは必須の条件にすべきだと思います!

電子ペーパーモードが便利

EW3280Uは5段階のブルーライト軽減するモードが搭載されています。

  1. マルチメディア
  2. ウォブサーフィン
  3. オフィス
  4. 閲覧
  5. ePaperモード

この中のePaperモード(電子ペーパーモード)が個人的にはかなりお気に入り。

このモードをONにすると画面がKindle端末の電子ペーパーディスプレイのような色味に切り替わるのですが、これで作業すると光の刺激が少なくなって目が楽になります。

電子ペーパーモードをオフにした様子

写真や動画編集といった色味にシビアな作業には使えませんが、下記のような作業をするシーンでは大いに役立つなと思いました。

  • プログラミング・コーディング
  • ブログなどの文章作成
  • SpreadSheetでの集計
  • 夜寝る前の作業

付属リモコンが便利

EW3280Uはモニターにはリモコンが付属していて、下記のようなことをワンタッチで行うことができます。

  • HDRiモードの切り替え
  • ブルーライト軽減モードの切り替え
  • 音声シナリオの切り替え
  • 音量の調整

EW3280Uのリモコン

これまで使ってきたPCモニターではコントロールパネルから設定をいじることはほとんどありませんでした。

しかし、BenQ EW3280Uは豊富な表示モードを搭載しているので割と状況に応じて設定をいじりたくなることが多かったです。

なので、モニター裏のコントロールパネルに手を伸ばさなくても、リモコンで簡単に設定を切り替えることができるのは便利だなーと思いました!

BenQ EW3280Uのイマイチなところ・デメリット

EW3280Uは本当に素晴らしい商品なのですが、気になった点も1点あるので紹介したいと思います。

スタンドの高さ調整できない

EW3280Uはスタンドの高さを変えることができません。対応しているのは首を上下に振ることのみとなっています。

これがなんとも不便だなーと思いました。色々細部まで拘っているなーと感じた分残念。

BenQ EW3280Uのディスプレイ角度を調整する様子
BenQ EW3280Uのディスプレイ角度を調整する様子

実際に導入してみて高さが合わないと思ったら下記の仕様を満たしたモニターアームを別途購入することで問題を解決しましょう。

  • VESA規格(100×100mm)対応
  • 耐荷重8kg以上

過去に紹介しているAmazonベーシックのモニターアームは上記の基準を満たし、値段も1万程度とコスパも割と良いのでおすすめです。

4Kモニター BenQ EW3280Uの評判・口コミ

最後にBenQ EW3280Uを購入した方の口コミをTwitterから拾ってみました。

モニターの美しさやスピーカーの音質の良さをつぶやいている方が多くいるのが印象的でした。

4Kモニター BenQ EW3280U レビューまとめ

4Kモニター BenQ EW3280U レビューまとめ

BenQ EW3280Uを一週間ほど使ってみて感じた良い点、イマイチな点を紹介してきました。

4K32インチという大画面のモニターなので当然作業は捗りますし、高品質な映像と音でコンテンツ消費にも最適な一台だと感じました。

また、ケーブル一本でモニター出力と給電が可能な点や、電子ペーパーモードなど豊富な表示モード搭載されている点などもかなり嬉しいポイント。

価格は約8万円となっており、最初はちょっと高めなモニターだなという印象を持ちましたが、付加価値もりもりなので実際に使ってみると納得のいく価格帯だなと思いました。

「どうせ買うなら良いものを」と考える方や、PCデスク周りの周辺機器をシンプルに保ちたい方に本当におすすめの機種です。

製品名 BenQ EW3280U
ディスプレイ 32インチ
解像度 4K(3840 x 2160)
パネル IPS
コントラスト比 1000 : 1
光沢 ノングレア
リフレッシュレート 60Hz
応答速度 5 ms(G2G)
VESAマウント 100 x 100 mm
主な機能 ・DisplayHDR 400
・HDRi(HDR + B.I.)
・Low Blue Light
・B.I.+(ブライトネスインテリジェンスプラス)
寸法 726.9 x 523.1 x 204.1 mm
重さ 8.1 kg
エルゴノミクス ・高さ調整:なし
・前後チルト:+20° ~ -5°
・左右スイベル:なし
・ピボット:なし
価格 約80,000円

1 COMMENT

くらま

お使いのMacBookはAIRですか?PROですか?
他のレビューをみていたら、4K60Hz出ないなど書かれていたので気になりました。
また、4K表示した時、文字の滲み具合などありますか?

返信する

コメントを残す