最近Youtube動画やショート動画に活動の軸足をずらそうとしています。
それでいろんな人の動画を見漁るなかで電動スライダーを用いた映像に目を奪われてぜひ、自分の動画にも取り入れたいと思うように。
複数の製品を比較検討する中で購入に至ったのはToprig S60というアイテム。
電動スライダーは決定版と呼べるものがない印象だったのですが、下記のような点が購入の決め手でした。
- できることと価格のバランスが一番取れていると感じた
- 海外Youtuberのレビュー動画が複数あって信頼性を感じた
使用感も満足できて、これからの動画制作の武器の一つとしてしっかり活用していけそうなアイテムだったので本記事で使用感を紹介します。
タップできる目次
電動スライダーToprig S60の外観
今回購入した電動スライダーのToprig S60。
数多くの撮影機材を手がけるAccsoonから2023年に発売されたアイテムです。
早速パッケージを開封してみると付属品がずらり。スライダー本体、専用ケース、説明書、ドライバーが並びます。
こちらが製品本体。40cm・60cmのサイズ展開があるなかで、後者を選びました。
製品の右側にはバッテリーモジュールと電動スライダーのコントロールパネルがあります。
アプリも用意されていますが、製品単体でもパッと動かせるのが本製品の強みの一つでもあります。
バッテリーモジュールにはインジケーターも搭載。バッテリー残量がパッと確認できるのはとても便利だと感じました。
製品の左側には水準器を搭載。三脚などにセットした時に水平が取れているのかをパッと確認できるありがたい仕様です。
底面には各種サイズのネジ穴が設置されています。これを利用して三脚に取り付けることができます。
電動スライダーToprig S60のメリット
ここからはToprig S60を使用してみて感じた本製品のメリットを4つに分けて紹介します。
滑らかにスライドするかっこいい映像が撮れる
まずは電動スライダー全般に言えることですが、滑らかにスライドするかっこいい映像が撮れるのがとても良い。
手動でスライドさせたより映像のクオリティが全然違います。
映像のクオリティをあげるために電動スライダーのTopRig S60を導入!滑らかな映像が簡単に撮れるの嬉しい😊 pic.twitter.com/7nVK8SQeMA
— タカヒロ / ガジェットブロガー (@takahiro_mono) August 14, 2025
本製品はシンプルに左右にスライドするだけでなく、台を回転させて被写体をトラッキングするような映像を撮ることもできます。
商品紹介などをよくする僕に撮ってはありがたすぎる機能…!
設定を変えるとスライドしながら被写体をトラッキングするような映像が撮れるのも良き。 pic.twitter.com/2fDGSMxXPa
— タカヒロ / ガジェットブロガー (@takahiro_mono) August 14, 2025
またワンオペで動画を撮っていると何か作業している風景をスライドさせながら撮影することが物理的にできませんでした。
このアイテムがあればそういった映像も撮ることができるのでBロールのバリエーションがぐっと増えそうです。
60cmの程よいサイズ感
電動スライダーの大きさは30cm〜100cmほどのレンジの商品が一般的なのですが、それぞれ下記のように感じました。
- 80〜100cm
- 大きすぎて取り扱いが大変そう。もし外に持ち運びたいとなったらちょっときつい
- 60cm
- ある程度コンパクトでスライドできる幅もちょうど良さそう
- 30~40cm
- コンパクトだけどスライドできる幅が狭くてちょっと物足りない
Toprig S60は取り扱いのしやすさ、携帯性、スライドできる幅の3つのバランスがとてもよくいろんなシーンで愛用できそうだと感じました。
実際使用してみてもこれだけの可動域があればBロールとして動画を差し込んだりするのには必要十分だと感じました。
本体から操作ができる
電動スライダーの操作方法は、大きく分けて次の2通りがあります。
- アプリからのみ操作できるタイプ(本体に操作ボタンがない)
- アプリ操作に加え、本体でも操作できるタイプ
TOPRIG S60は後者にあたる製品でこの点が非常に魅力的だと感じました。
アプリを立ち上げずに操作できるほうが直感的ですし、万が一アプリの更新が止まっても使い続けられるからです。
実際、YouTubeなどで数年前に紹介されていたマイナーなメーカーの電動スライダーが、廃盤になって後継機種も出ず、アプリも最新OSに非対応になってしまった事例をいくつか見かけました。
そのため、アプリに依存せず本体だけで動作できることは、自分にとって必須条件でした。
アプリUIも使いやすい


Toprig S60は専用アプリがシンプルで使いやすいです。項目もかなり少なくて初見でもパッと操作ができました。
日本語アプリに対応してはいないけど、直感的に操作できるのですぐに操作には慣れることができると思います。
参考 Toprig S40/S60ユーザーマニュアルAccsoon公式サイト静かにスライドするので雑音が混じりづらい
Toprig S60は移動速度を0.1cm/秒〜5cm/秒の間で調整ができます。
速度を上げるにつれて駆動音も大きくなるのが一般的ですが、本製品では最高速度で移動させても駆動音が気にならなかったです。
他者のスライダーを使ったことはないのですが、個人的にはこの静かさは十分合格点だと感じました。
電動スライダーToprig S60のデメリット
次に電動スライダーToprig S60のデメリットを3つ紹介します。
バッテリーは別売り
Toprig S60は下記のバッテリーで駆動するのですが、製品本単にバッテリーが付いてきません。
- NP-F550
- NP-F750
- NP-F970
なので、上記の製品がない場合は別途バッテリーと充電器の購入が必須となります。
僕はAmazon内で下記の商品を購入しました。バッテリー2個と充電器セットで4,000円ぐらいの価格でした。
実際の可動域は50cm程度
Toprig S60は製品全体の長さは60cmなのですが、実際にスライダーが動く範囲は50cmほどです。
これは製品の右側にバッテリーモジュールや操作ボタンが設置されているため。
僕は50cmあれば十分ですが、商品を選ぶ際は製品本体の大きさだけでなく実際に稼働する範囲を確認して商品を選ぶのが重要そうです。
毎回Bluetooth接続しなければいけない


TopRig S60は専用アプリを立ち上げた後毎回、スマホと機器のペアリングをしなければなりません。
待ち時間はとても少なくパッと接続が済むのですが、この仕様はちょっと煩わしく感じました。
連携した情報を常に記憶してくれているとよりユーザー体験は向上しそうだなという印象。
購入を検討した電動スライダーの比較表
今回電動スライダーを購入するにあたって比較した商品を紹介します。
これを見てみると中ぐらいのサイズの電動スライダーが欲しいならToprig S60が一番ベターなんじゃないかと個人的には感じました。
項目 | Toprig S60 | NEEWER ER1-80 | IFOOTAGE Slider Nano II 660 | YC ONION Hot Dog SE 80cm | KONOVA P1 S3 |
---|---|---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
横幅 | 60cm | 80cm | 66cm | 80cm | 60cm |
水平荷重 | 約4kg | 約5kg | 約7kg | 約10kg | 約8kg |
垂直荷重 | 約2.5kg | 約2.5kg | 約3.5kg | 約4kg | 約1kg |
スライダー単体で操作 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
価格 | 約50,000円 | 約40,000円 | 約50,000円 | 約52,000円 | 約29,00円 |
一言コメント | 機能、大きさ、価格の バランスが一番優秀 | 安価だけどやや大きく アプリ操作のみ対応でイマイチ | 価格が高すぎる | スペック的には良いが Amazonレビューゼロ | 安価だけど アプリ操作のみ対応でイマイチ |
電動スライダーToprig S60 レビュー
電動スライダーToprig S60を使用した感想を紹介してきました。本製品のメリット・デメリットを改めてまとめると下記の通り。
- バッテリーの残量が見やすい
- Bロールに最適なかっこいい映像が撮れる
- 60cmの程よいサイズ感
- 本体から操作ができる
- アプリUIもわかりやすい
- 静音性が高く雑音が混じりづらい
- バッテリーは別売り
- 実際の可動域は50cm程度
- 毎回Bluetooth接続しなければいけない
本体から直接操作できる点や程よいサイズ感で扱いやすい点が個人的にはとても評価しているポイント。
バッテリーや雲台は別途揃える必要があり、本体価格に約8,000円上乗せされたのはちょっと財布には厳しいですが、トータル満足いく買い物ができました。
このアイテムを活用してかっこいい映像をどんどん撮っていきたいと思います!