少し前にSNSで大人気のBambu Lab A1 miniという小型3Dプリンターを購入しました。
「これがあれば、日常のちょっとした不便を自分で解決できるかも」と思ったのが購入のきっかけ。
とはいえ、最初はこんな不安も…。
- 自分でモデリングができないと使いこなせないのでは?
- 買ってもすぐに飽きて使わなくなってしまいそう。
しかし、実際に使ってみるとモデリングソフトを扱えなくても3Dプリンターは十分楽しめるし、実用的ですぐに使わなくなることはないことがわかりました。
そこで本記事では3Dプリンターを使ってみて得た学びや実際にプリントしてみたものを7つ紹介していきます。
「3Dプリンターに興味はあるけど、ちゃんと使えるか不安……。」そんな方の背中を少しでも押せたら嬉しいです!
タップできる目次
3Dプリンターを使ってみてわかったこと
実際に印刷してみたものを紹介する前に3Dプリンターを初めて使ってみてわかった学びを2つシェアします。
これを読むと思ったより3Dプリンターを使用するハードルは低いし、買って損なし!ということが伝わるはず。
自分でモデリングデータを作れなくて十分楽しめる
3Dプリンターのモデリングデータは様々な場所で無料公開されています。
データの数も充実しており、ニーズを満たすデータにありつける可能性も高いと思います。
自分自身でモデリングデータを作るのは最終手段で、基本的には欲しいデータを探してサクッと印刷するぐらいのスタンスでも十分なのかなと思います。
特にBambulabが運営しているMaker Worldは欲しいデータをすぐに転送して印刷できるのでとても便利です。
欲しいものがすぐ手に入るのがとても便利
ちょっとした小物の収納方法に悩んで解決方法を検討する時に真っ先に思い浮かぶ場所って100円均一なのではないかと思います。
でも実際に店舗に行ってみるとほしい形の商品が見つからず、時間を浪費してしまった経験って誰もがあるはず。
こんなシーンで頼りになるのが3Dプリンター。
上記で紹介したようなwebサイトを閲覧してみると本当に多種多様なデータが公開されているので、必要なものを見つけてぱっと印刷できます。
3Dプリンターのおかげで愛用しているM575SとMx keys miniがさくっとエルゴノミック仕様になった。
— タカヒロ / ガジェットブロガー (@takahiro_mono) March 29, 2025
ただただ感動…! pic.twitter.com/W3TojoB2jM
ちょっとした小物でも印刷には1~2時間かかる場合がほとんどですが、移動してニーズに合う商品を探す時間を削減できる効果はとても大きいです。
ネットで欲しいものを注文した場合も最短でも翌日まで待つ必要があるので、やっぱり印刷できる範囲のものは3Dプリンターがあると便利だと思います。
Bambulab A1 Miniで作ってみたもの7選
ここからは実際にBambulab A1 Miniを用いてプリントしてみたものを7つ紹介していきます。
実際の利用例を見ると購入するかどうかの判断がしやすくなると思うので、ぜひチェックしてみてください。
M575専用マウススタンド
普段デスクワークをする際はトラックボールマウスのM575Sを愛用しています。
操作性も良好で一万円以下で購入できる素晴らしいマウスです。
しかし、このマウスは上位モデルのMX ERGOのようにマウスに傾斜をつけることができないのが弱点で何とか改善したいと思っていました。
そこでプリントしてみたのがM575専用のマウススタンド。
このアイテムをマウスの底にセットすると30度の傾斜がつけることができ、より自然な形でマウス操作ができるようになりました。
普段使用しているガジェットを自分好みにカスタマイズできるのは3Dプリンターならではの使い方ですよね。
MX keys miniのスタンド
普段、MacBookで仕事をするときはクラムシェルモードが基本スタイル。
その際の外付けキーボードにはMX keys miniを長年愛用しているのですが、このアイテムはキーボードの傾斜をつけることができないのがちょっとしたデメリットでした。
そこで印刷してみたのがMX keys miniのスタンドです。
このスタンドを装着すると12度の傾斜がつくので、タイピングのしやすさがアップしました。
グレーカラーのフィラメントで印刷したので、カラーのマッチ具合もいい感じ。
→ MX keys mini専用スタンドのデータダウンロード先
バッテリーケース
単三電池や単四電池の収納方法って地味に困りませんか?僕はいままで工具入れに雑多に保管していて、いつも電池を取り出す時に若干のストレスを感じていました。
そこで印刷してみたのがビールケースのようなデザインもとても可愛いバッテリーケース。
単三電池と単四電池をきれいに収納できるようになって、ただただ大満足。
SDカードホルダー
ガジェットブログ以外にも夜景関連のウェブサイトを運営していたりフォトグラファーとしての活動をしていることもあって、撮影機材を持って外出する機会も多いです。
このようなシーンではSDカードも当然複数枚持ち歩くのですが、今使ってるケースは16枚ものカードが入る大容量のアイテムでサイズがやや大きいのが気になっていました。
そこで印刷したのが4枚のSDカードを収納できるちょうど良い大きさのケース。
必要最低限のカードを持ち歩きたい僕のニーズにドンピシャで答えてくれるデータに巡り会えてよかったです。
フロスケース
外出時に持ち歩いている歯ブラシセットの中にはデンタルフロスも数本常備しています。
今までは無印良品で売っていたケースを使っていたのですが、収納できる本数が少ないのをイマイチに思っていました。
そこでプリントしてみたのがこちらのフロスケース。
程よい厚みがあってたくさんのフロスを収納できるし、レールの途中にちょっとした出っ張りがあって蓋をロックできるギミックがお気に入り。
綿棒入れ
普段旅行へ出かかる時のトラベルポーチには綿棒が入っているのですが、これまでは収納場所にやや困っていてポーチのメッシュ部分に収めるようにしていました。
これでも特に困ることはないんだけど、何でも小分けにして収納したいみたいない欲が強いこともあって専用のケースを印刷してみました。
縦のラインがかっこいいし、蓋を開けやすさも良好。ただ蓋の上下の角の部分が鋭くて手のひらに刺さる感触が気になりました。
モデリングデータを作る時は角を取ったほうがいいということも勉強になりました。
フィラメントのゴミ箱
A1 Miniはプリントを開始する時にノズルに残った古いフィラメントを排出するため、必ずごみが発生します。
何も対処しないとごみがテーブルや床に落ちてしまうので、地味に拾うのが面倒…。
こんな問題を解消できるのがノズルの周辺に装着できるダストボックス。
データが数多く公開されているので、デザインが気に入ったものを印刷しました。
ごみをいちいち拾う必要がなくなってとても便利なので、Bambulab A1 Miniを買ったらぜひ印刷してみて欲しいところ。
3Dプリンターを導入してみてわかったこと まとめ
Bambulab A1 Miniを買って実際に印刷してみたものを紹介してきました。
まだ自分でモデリングデータを作ることはできないので、ネットで公開しているデータを印刷してみただけですが、それだけでもかなり3Dプリンターを楽しめました。
かゆいところに手が届く素敵なデータが無料で多数公開されているので、ただwebサイトを眺めているだけでも楽しいですし「こんなデータ作ってみたい!」という創造性も刺激されます。
Xでバズった3Dプリンター関連の投稿を眺めるのもいいでしょう。
自分でデータを作ってオリジナル作品を作ることができないと3Dプリンターを買っても意味ないのかな…なんて思っている方もぜひ導入してみて欲しいです!
それでは今日はこの辺で。