鍵や財布などの貴重品をなくすリスクを下げるのに便利な紛失防止タグ(スマートタグ)。
日本国内ではMAMORIOやTileといったアイテムが人気です。しかし、これらにはある弱点が。。。
それは、タグとの距離が離れてもスマホにpush通知が送られるだけなので、置き忘れに気が付きづらいということ。
せっかく紛失防止タグを買うなら、もっとわかりやすく置き忘れを知らせてくれる物が欲しいですよね。
そんな方には離れた時に音が鳴るORBIT CARDというカード型紛失防止タグがおすすめです。
今回、ORBIT CARDを実際に購入して使用感をまとめてみたので、置き忘れ防止に効く便利なスマートタグを探している方はぜひチェックしてみてください。
- 離れるとスマホのアラートが鳴る
- 指定したwi-fi環境下では音がならないように設定可能
- 充電可能で繰り返し使える(1回の充電で3ヶ月利用可能)
- 厚さ1.28mmの極薄設計
タップできる目次
FINDORBIT Orbit Cardの外観
今回紹介するカード型のスマートタグ、FINDORBIT Orbit Card。クラウドファンディングサイトMAKUAKEで5000%達成した話題のアイテムです。
パッケージの中身を並べてみるとこんな感じ。
- カード本体
- USB充電器
大きさ・サイズ感
Orbit Cardの大きさは85.5mm x 53.9mmとなっており、クレジットカードや免許証とほぼ同じ大きさです。
厚みは1.2mmでカード型のデバイスとしては最薄クラス。ちなみに重さも14gと軽量です。
クレジットカードが一枚増えるぐらいの感覚で、財布の中に問題なくしまうことができます。
タカヒロ
紛失防止タグなのにこんなに薄くできていることに驚きました!
充電可能だから繰り返し利用可能
紛失防止タグは使い捨てのものか電池交換式のアイテムが一般的なのですが、カード型のアイテムは自分の知る限りでは今まで使い捨てのものしかありませんでした。
FINDORBIT Orbit Cardはなんと専用の充電器で充電を行うことができるので、カード型紛失防止タグなのに、繰り返し使い続けることが可能です。
公式ページによると一回のフル充電で3か月ほどバッテリーが持つとのことで、バッテリーもなかなかパワフルだと思います。
FINDORBIT Orbit Cardのペアリング方法
FINDORBIT Orbit Cardの外観をチェックしたら、さっそくスマホとのペアリングを行っていきましょう。下記の3ステップで簡単に設定を行うことが可能です。
まずはお手持ちのOSの種類に合わせて、専用アプリをスマホにインストール。
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インストールが完了したらアプリを立ち上げて、アカウント登録をしていきます。メールアドレスとパスワードを入力することでアカウント登録が可能です。
アカウント登録を完了したらアプリトップの画面下にある「新しいORBITを探す」ボタンをタップし、案内に従ってタグの登録を行えば、ペアリング完了です!
FINDORBIT Orbit Cardの使い方・できること
FINDORBIT Orbit Cardとスマホのペアリングが完了したら、さっそく機能面をチェック。このアイテムでできることは下記の5つになります。
- タグの位置情報をアプリから確認する
- クラウドトラッキング(簡易GPS機能)
- 置忘れ防止通知
- スマホとタグを相互に呼び出す
- カメラのリモートシャッター
それでは一つずつ機能をチェックしてきましょう!
タグの位置情報をアプリから確認する
FINDORBIT Orbit Cardの有効範囲は30mとなっており、この範囲を超えるとBluetoothの接続が切れます。Bluetooth接続が切れると、タグの位置が記録されるので、落とした場所のあたりをつけることができます。
最後に接続が切れたい位置をタップするとルート案内が開始されるので、効率よく落とした場所まで移動することができます。
タカヒロ
接続が切れた時の表示がもっとわかりやすいとさらに良かったなー。
クラウドトラッキング(簡易GPS機能)
リアルタイムにタグの位置を特定することが出来ない弱点を補完するクラウドトラッキング(簡易GPS機能)。
タグ紛失時に、自分と同じタグを使っている人が近くを通ると、最新のタグの位置をお知らせしてくれるので、簡易的なGPS機能として利用できます。
置忘れアラーム機能防止通知
タグとスマホの位置が一定以上離れた時に、発動する置忘れアラーム機能。
他の紛失防止タグにも同様の機能が搭載されているものは多数あるのですが、どれもスマホにpush通知を送るだけなので気が付きづらいというデメリットがありました。
FINDORBIT Orbit Cardはスマホと距離が離れるとアラートが鳴るので、置忘れが起きた際により確実に気が付くことができます。
ただ、指定したWifi環境下では離れてもアラートが鳴らないように設定できたり、アラートを鳴らすタイミングを設定できたりするので、無理なく運用に乗せることができそうです。
タカヒロ
実際にタグと離れてみるとしっかりアラームが鳴ってくれて精度の高さを感じました!自宅や職場ではアラートが鳴らないように設定できるなどの配慮も素晴らしいです。
スマホとタグを相互に呼び出す
FINDORBIT Orbit Cardの有効距離内であれば、スマホとタグを相互に呼び出すことが可能です。
この機能があれば、タグやスマホが手元にないと気づいたときにすぐに自分の近くにあるか確認することができるので、効率よくタグを探すことができるようになります。
カードの右下にある指紋ボタンを押すとスマホを呼び出せます。アラームが鳴るのと同時にスマホのライトが点灯させたり、振動させるなども設定できるので、探しやすいです。
アプリトップページの「検索 ORBIT CARD」をタップすれば、カードから音が鳴ります▼
カメラのリモートシャッター
FINDORBIT Orbit Cardは専用アプリからカメラを起動すると、遠隔でシャッターを切ることが可能です。
あまり利用頻度は高くないかもしれないですが、旅行の際などに活躍しそうです。
FINDORBIT Orbit CardとTile Slimの比較
最後に以前にレビューしているカード型の紛失防止タグ、Tile Slimとの比較表作ってみました。
結論としては、FINDORBIT Orbit Cardの方が搭載されている機能も豊富で、繰り返し使えるの総合的に優れていると思います。
FINDORBIT ORBIT CARD | Tile slim | |
---|---|---|
電池交換 | USB充電 | 不可(電池寿命:約3年) |
通信距離 | 最大 30 m | 最大 60 m |
防水機能 | 防水 (IPX6) | 防水 (IPX7) |
サイズ (mm) | 85.5mm x 53.9mm | 85.5mm x 53.mm |
薄さ | 1.28mm | 2.7mm |
重さ | 10g | 14g |
相互アラート | 〇 | 〇 |
分離アラート | アラート音が鳴る | × |
カメラシャッター操作 | 〇 | × |
FINDORBIT Orbit Card レビューまとめ
これまで複数の紛失防止タグを触ってきましたが、FINDORBIT Orbit Cardは今までのタグにはない画期的な要素を持った面白いアイテムでした。
特にいいなーと思ったのは下記の3つ。
- 充電できるカード型の紛失防止タグである
- ほぼクレジットカードと同じサイズを実現している
- タグと離れると音が鳴って置忘れを教えてくれる
他の紛失防止タグに比べると値が張りますが、上記のようなポイントを網羅しているアイテムは他にないので、財布やパスケースなどの貴重品管理に使いたい方はぜひチェックしてみてください!