読書はここ数年、Kindle端末を使ってきました。
軽いし、スマホで読むより目が疲れないし、電池持ちもよい。本を読むためだけのデバイスとしてよくできています。
ただ、使い続けるうちにこんな気になる点も出てきました…。
- 普段使っているKindle端末には、ほかの電子書籍ストアのアプリを入れられない
- 所有しているKindle端末は手書き非対応で、メモは画面キーボードで入力する必要がある
そこで今回導入してみたのが、Android OSを搭載した電子ペーパー端末のBOOX Go6 Gen2。
上記の気になる点を解消してくれる素晴らしいデバイスだったので、2週間ほど使ってみて感じた良かった点・イマイチだった点を紹介します。
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BOOX Go6 Gen2の概要

BOOXは、電子ペーパー端末を数多く展開しているブランドです。
特徴は、E-Inkディスプレイを積みながら中身はAndroidだということ。Google Playにも対応しています。
複数あるラインナップの中でBOOX Go6 Gen2は、6インチのコンパクトなベーシックモデルという位置づけ。名前の通り第2世代で、RAMの増量と別売スタイラスへの対応が主なアップデートです。
| ディスプレイ | 6インチ E Ink Carta 1300 モノクロ電子ペーパー(1448×1072 / 300ppi) |
|---|---|
| OS | Android 11(Google Playストア対応) |
| CPU | Qualcomm 2.0GHz 8コア |
| RAM / ストレージ | 3GB / 32GB(microSD対応・最大2TB) |
| サイズ | 約149 × 109 × 6.75mm |
| 重量 | 約160g |
| バッテリー | 1500mAh |
| フロントライト | 寒色・暖色の調整に対応 |
| スタイラス | BOOX InkSense Plus対応(別売・7千円台) |
| インターフェース | USB Type-C / microSDカードスロット / Bluetooth(SBC) |
| カラー展開 | ブラック/グレー/ホワイト/イエロー |
| 価格帯 | 3万円台(2026年6月発売時点・最新の価格は販売ページをご確認ください) |
BOOX Go6 Gen2の良い点
まずはBOOX Go6 Gen2を使用してみて良いと思った点を5つ紹介します。
Google Playが使えるので、複数のストアの本を1台で読める

BOOXを選ぶ最大の理由がここ。Google Playからアプリを自由に入れられるので、Kindleで買った本も楽天Koboで買った本も、この1台で読めます。
公式サイトでも、Kindle・Reader Store・楽天Kobo・DMMブックス・honto・BookWalkerでの動作確認が案内されています。
Kindle端末を使っていた頃は、その端末で読むために購入先もAmazonに偏っていました。他のストアで安くなっていても、読む端末を変えるのが面倒で見送ることも。
普段使う読書端末を変えずに購入先を選べるのは、とても良いと思いました。
別売スタイラスで、手書きのメモも残せる

もうひとつ便利だったのが、別売のスタイラスで手書きメモを残せることです。
読書中に気になったことや、移動中に思いついたタスクを手書きで残す。キーボードで打つより気軽なぶん、個人的にはメモを残す回数そのものが増えました。
対応するのは「BOOX InkSense Plus」(7千円台)。筆圧4096段階と傾き検知に対応し、ペン先の直径は0.6mm。ペン先は交換できます。
ペンにはショートカット用のサイドボタンも付いています。ただし、ペン自体はUSB Type-Cで充電する方式なので、本体とは別に充電が必要です。
文庫本とほぼ同じサイズで約160g、どこにでも持ち出せる

続いては、不満の解消とは別に「持ってみて良かった」と感じた点を。
まずこのサイズ感がとにかく気持ちいいです。文庫本とほぼ同じ大きさで、厚さは約6.75mm、重さは約160gとスマホより軽いくらい。
カバンの中で占める面積が小さいので、小さめのボディバッグにもすっと入ります。パンツのポケットや上着の内ポケットにもぎりぎり収まるサイズ。
背面には波打つような凹凸が入っていて、持つと指が溝へ自然と収まるのもいい感じです。
僕の使い方では、充電は週1回で足りた

僕の場合は週1回ほどの充電で足りています。主な用途は通勤と寝る前の読書で、残量を気にする場面はほとんどありませんでした。
バッテリー容量は1500mAh。読書中の残量表示を見る限りでは、1時間あたり5%前後の消費でした。厳密に条件をそろえた測定ではありませんが、僕の読書時間なら頻繁に充電せず使えています。
一方、ブラウザやSNSを開くと、読書中よりもバッテリーの減りが速く感じられました。読書以外のアプリもよく使う場合は、充電の頻度が増えそうです。
文字がくっきり見やすい300ppiの画面

300ppiの画面は文字がくっきりしていて、小さな文字も読みやすいです。Kindleと同じように、明るい場所ならライトを点けずに読めます。
薄暗い部屋ではフロントライトが便利。寒色・暖色を調整できるので、寝る前は暖色寄りにして使っています。
BOOX Go6 Gen2のイマイチな点
ここからはBOOX Go6 Gen2を使用してみてイマイチだった点を2つ紹介します。
スピーカーと防水には非対応

本体にスピーカーは搭載されていません。音声を楽しみたい場合は、Bluetoothイヤホンなどの外部機器を用意する必要があります。
僕のように読書中心の使い方なら困る場面はほぼありませんが、Audibleを軸に考えている人は外部の音声機器を使う前提で検討する必要があります。
あわせて防水にも非対応なので、お風呂読書には向きません。湯船で読むのが習慣になっている人は、IPX8対応のKindle Paperwhiteのほうが合っていると思います。
OSがAndroid 11と少し古い

2026年の端末としては、さすがに古いバージョンです。
使いたいアプリの対応OSは、購入前に確認しておきたいところ。今使えるアプリでも、将来のアップデートで必要なOSのバージョンが変わる可能性があります。
僕が2週間使った範囲では、読書やメモでOSの古さによる不便は感じませんでした。ただし、短期間の使用感だけで、長期的なアプリの対応状況まで判断できるわけではありません。
前モデル「BOOX Go6」との比較
買い替えを迷う人がいちばん気になるのが、初代BOOX Go6との違いだと思います。スペックを並べてみました。
| 項目 | Go6 Gen2 | Go6(初代) |
|---|---|---|
| 画面 | 6インチ E Ink Carta 1300 | 6インチ E Ink Carta 1300 |
| 解像度 | 1448 × 1072 / 300ppi | 1448 × 1072 / 300ppi |
| スタイラス | InkSense Plus対応(別売) | 公式仕様上は非対応 |
| CPU | Qualcomm 2.0GHz 8コア | Qualcomm 2.0GHz 8コア |
| RAM | 3GB | 2GB |
| ストレージ | 32GB(microSD 最大2TB) | 32GB(microSD対応) |
| OS | Android 11 | Android 11 |
| バッテリー | 1500mAh | 1500mAh |
| サイズ | 149 × 109 × 6.75mm | 148 × 108 × 6.8mm |
| 重量 | 約160g | 約146g |
| カラー | 4色(黒/グレー/白/黄) | ブラックのみ |
画面・解像度・ストレージ・バッテリー・OSといった基本部分は、ほぼ共通です。主な違いはスタイラス対応とRAMの増量、それにデザインの刷新です。
買い替えを考えるうえで、大きな判断軸になるのは読書に加えて手書きメモも使いたいか。ここに価値を感じるならGen2は候補になります。一方、初代を読書用として不満なく使えているなら、急いで買い替える必要はなさそうです。
RAMも2GBから3GBに増えています。ただし、このスペック差だけでアプリの起動速度や安定性がどこまで変わるかは判断できません。今回の記事では、初代との動作速度の比較結果までは示していません。
Kindleシリーズとの比較
冒頭に書いた通り、これまで読書はKindle端末で済ませてきました。購入を検討する方の中には両者の違いが気になる方も多いと思うので比較表を用意しておきます。
| 項目 | BOOX Go6 Gen2 | Kindle(2024) | Kindle Paperwhite(2024) | Kindle Scribe(2026) |
|---|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 画面サイズ | 6インチ | 6インチ | 7インチ | 11インチ |
| 重量 | 約160g | 約158g | 約211g | 約400g |
| 読めるストア | 対応する各ストアのアプリ | Kindleストアのみ | Kindleストアのみ | Kindleストアのみ |
| ストレージ拡張 | microSD対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| 手書きメモ | 対応(別売ペン) | 非対応 | 非対応 | 対応(ペン付属) |
| 防水 | 非対応 | 非対応 | IPX8 | 非対応 |
| リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※価格帯は執筆時点の目安です。最新の価格は各販売ページをご確認ください。
同じ6インチのKindleと比べると、Go6 Gen2はペンもそろえた場合の予算が上がります。その差額に、複数のストアのアプリを使えることと、手書きメモへの対応という価値を感じるかが選ぶポイントです。
読むのがKindleストアだけなら、設定もシンプルなKindle(2024)で十分だと思います。お風呂で読みたい・画面は大きいほうがいいならPaperwhite、複数の電子書籍ストアを使いたい人にはGo6 Gen2、という棲み分けですね。
手書き目的ならScribeも比較候補ですが、画面サイズも価格帯も異なります。Scribeは8万円台から、Go6 Gen2はペン込みで4万円台が目安。手書きできる端末としては、Go6 Gen2のほうが手を出しやすい価格帯です。
大きな画面でノートや資料を扱いたいならScribe、読書の途中で気になったことをポケットサイズのままサッと書き残したいならGo6 Gen2。そんな選び方がしっくりきます。
BOOX Go6 Gen2 レビューまとめ

文庫本サイズのAndroid端末「BOOX Go6 Gen2」を2週間ほど使ってレビューしました。
改めて本製品の良い点・悪い点をまとめてみると下記の通り。
- Google Play対応で複数のストアの本を1台で読める
- 別売ペンで手書きメモも残せる
- 文庫本サイズ・約160gで毎日持ち出せる
- 僕の読書中心の使い方では充電は週1回ほど
- くっきり300ppi、明るい場所ならライトなしで読める
- スピーカー・防水ともに非対応
- OSがAndroid 11と少し古い
導入する前は「Kindleがあるのに、わざわざ3万円台の端末を増やす必要があるかな……」と、正直半信半疑でした。読むだけなら手持ちの端末で足りるわけですし。
でも2週間使ってみて、複数のストアの本を1台で読める便利さと、手書きメモを残せる良さを感じました。自分の使い方では、それだけで使い始めた価値がありました。
価格は本体3万円台、手書き用のペンもそろえるなら4万円台です。読むストアを選べる自由度と、持ち歩きやすいサイズでの手書きメモ。この両方が欲しい人には、検討する価値のある1台だと思います。
Kindle端末を使っていて、ほかのストアの本も同じ端末で読みたい、手書きメモも使いたいと感じている方は、候補に入れてみてください。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください!
それでは今日はこの辺で。








